レディー・ガガら世界のセレブたちに愛される、超鋭角なデザインが否が応にも目を惹くブランド、イリス・ヴァン・ヘルペン。
オランダ出身、気鋭のデザイナーである彼女は、昨今3Dプリンタにひどくご執心のよう。
というのも、2013年春夏オートクチュールコレクションでは「VOLTAGE(電圧)」をテーマに11体にもおよぶ3Dプリントドレスを発表。続く「自然の力」をテーマにした秋冬コレクションではなんと、12足もの3Dプリントシューズを発表しているのですっ。
春夏コレクションで公開されたドレスは、オーストラリア人建築家ジュリア・コーナー氏とコラボ、3Dプリンタの世界最大メーカーである『Stratasys』社の協力の元制作されたもの。
大胆かつ奇抜なデザインが常々話題になる同ブランドですが、そこはかとなく漂うエレガントな雰囲気が、すべてを凌駕。3Dプリンタで作られたとはとても思えない繊細さが、非常に印象的です。
一方秋冬コレクションで発表されたシューズは、「自然の力」というテーマに至極忠実でありながらも、これまた前衛的で挑戦的。
前コレクションと同様『Stratasys』社の協力の元、UNITED NUDE(ユナイテッド・ヌード)のレム・D・コールハース氏と共同で制作された靴は、まるで蔦が絡み合うかのような、あるいは水が束となって滴り落ちるかのようなデザインがインパクト大なの。オリジナリティーを大切にしつつ、今年っぽい重厚感も忘れない。ひゃー、これはガガ様が夢中になるわけだわ!
ファッション界でも注目を集めている、3Dプリントという技術。この流れ、この勢い、しばらくは目が離せそうにありませんね。
(文=田端あんじ)
参考元:イリス・ヴァン・ヘルペン
▼尖がりまくっている3Dプリンタドレスがこちら
▼重厚感のある独特フォルムが印象的な3Dシューズ
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