身につけるだけで、その人の表情をパッと明るくしてくれるアクセサリー。私たちのファッションに欠かせないものです。シンプルなデザインもいいけれど、金属や鉱石の光沢が美しい大ぶりのアイテムにも心惹かれますよね。
今回ご紹介するのは、紙で作った驚くべきアクセサリーの数々。メタリックな輝きを再現できるという印刷技術で、宝石や昆虫など、自然界の輝きを本物さながらに再現しているんです!
【自然界のモチーフをプリンターで再現】
これらのペーパージュエリーを発表したのは、シンガポールに拠点を置くデザインコンサルティング会社「プラスコラボラティブス(Plus Collaboratives)」。
日本の企業・富士ゼロックスの「イリデッセ プロダクション プレス(Iridesse Production Press)」というプロダクションプリンターを使い、「石」「葉っぱ」「クモの巣」という自然界のものをモチーフにした3つのジュエリーコレクションを作り出しました。
【日本の印刷技術、スゴい!】
この「イリデッセ プロダクション プレス」ですが、高度な印刷技術によってメタリックカラーなどの特殊な色まで表現できるのが特長なのだとか。
写真を見てみるとたしかに、金属のような輝きを持つ昆虫の羽や脚や七色に光る鉱石なども精巧に再現されています。これ全部「紙」でできてるなんて……この発色の良さは本当に驚異的!
デザインチームは3ヶ月もの間、プリンターの発色の特長を理解し、それを活かす作品作りのために試行錯誤したのだとか。
アクセサリーとしてはかなりのビッグサイズですが、紙でできているからあまり重さは感じないのかも。華やかで存在感があって、演奏者や役者が立つ舞台、イベントシーンなどで身につけたらめちゃくちゃ映えそうです。
【印刷×アートの未来に期待!】
ほかにもたくさんの写真がPlus CollaborativesのFacebookページにアップされているので、皆さんもぜひチェックしてみて。
実はこのジュエリーコレクション、「イリデッセ プロダクション プレス」の能力のデモンストレーションのために作成されたもので、“商品” ではないのだそう。でもこの美しさならば間違いなく、ファッションやアートなどの分野で活用されていくことでしょう。
できることなら近い将来、これらのアクセサリーも商品化されてほしいものですね!
参照元:Facebook
執筆:鷺ノ宮やよい (c) Pouch
▼印刷した紙は折ってアクセサリーに仕上げられています
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