子供の頃描いた、家族の絵。両親はもちろんのこと、祖父母をモデルに絵を描いたことがある方は、数多いらっしゃると思います。
本日ご紹介するのは、それを見事具現化してしまったアートプロジェクト、『Grey power』。
え? 一体どういうことかって? だ・か・ら、読んでそのまま、「孫が描いた祖父母の絵そのものに、祖父母がなってしまった」、ということですよ!
オランダを拠点に活躍中のデザイナーYoni Lefevreさんが手掛けた同プロジェクト、そこにいたのは、イキイキとした表情が印象的な、4名の祖父母たち。自身の実孫によって描かれた自分自身を自ら演じているその姿に、心躍るような躍動感、そしてまぶしいほどの力強さを感じます。
「子供たちが描いた祖父母の絵はどれも、とても色鮮やかで快活だ。彼らからみたら、祖父も祖母も活発な人間そのもの。元気がないとか、ありがちな老人のイメージなんて、子供たちはこれっぽっちも持ちあわせていないんだよ」
ふむ、たしかにYoniさんの言うとおり、どの絵もみ~んな、例外なく楽しそう! そしてもちろん、その絵を模倣しているおじいちゃんおばあちゃんたちも、ね。
下は68歳から上は90歳(!)まで、孫のためポーズを決める4人が、失礼ながら本当に可愛いッ。おじいちゃんやおばあちゃんにたっぷり元気をもらえる、非常に心温まる作品ですね。
(文=田端あんじ)
参考元:Yoni Lefevre
▼「ぼくのおばあちゃん」ランスくん(11)作
▼「わたしのおじいちゃん」アンちゃん(11)作
▼「ぼくのおじいちゃん」/ロールくん(11)作
▼「ぼくのおばあちゃん」/ラフくん(10)作
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