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窓を開ければ選挙カー、道を歩けばポスター、駅に着けば演説。近々、選挙があることはわかってた。投票用紙も送られてきていたっけ。それなのに、テレビの開票速報を見て、「あっ、今日は選挙だった!」って気づいた経験がある人、けっこう多いんじゃないでしょうか。

本日ご紹介するのは、そんな選挙を忘れたウッカリさん……じゃなくて、ウッカリ町役場! ええー! 町役場が選挙するのを忘れちゃったってどういうこと? 怠慢にもほどがあるんじゃないの? しかも、これが初めてのことではなくて、2年前にも忘れてたァー? ちょっとちょっと、大丈夫なの?

町長選と町議会選を忘れちゃったのは、アメリカユタ州にあるウォールズバーグという小さな町。冬季オリンピックが開催されたソルトレークシティから約1時間ほどのところにあるこの町、人口はたったの275人。あまりにも規模が小さいので、町役場の職員は、ほかに本業のお仕事があるんだって。役場というより、自治会や団地の役員のようなスタイルなんですね。

2年連続で選挙を忘れてしまったこの町。新しい町長と町議員はどうするのかというと、全員2年後の次の選挙まで任期を引き継ぐことになりました。「2015年の選挙は絶対やるよ! もう忘れないよ!」と選挙管理担当の町役場職員(兼業)は断言しましたが、2度あることはなんとやら。そんなことよりもまず、立候補する人はいるのでしょうか。

選挙を忘れても誰も困らない、こんなノンビリした町。政党争いだとかデモだとかもなくって、平和なんだろうなあ。

参照元:The SoltLake Tribune
(画像・文=綾部綾)