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ロシア南東部、シベリア連邦管区のブリヤート共和国とイルクーツク州、そしてチタ州に挟まれた三日月型の湖、バイカル湖。

冬になると分厚い氷に覆われるこの地で、ジャンべなど太鼓の音色を思わせる、トラディショナルな音楽を奏でる男女が4人。なぜわざわざ、こんなところで太鼓を叩くのかと彼らに目をやると……なんと太鼓ではなく、湖にはった氷を叩いているではありませんか!

動画サイトYouTubeに投稿されていたのは、イルクーツクのパーカッショングループ『ETHNOBEAT』が、バイカル湖の氷を太鼓に見立てて音楽を奏でる姿をとらえた映像、『BAIKAL ICE live sound』。

大小さまざまな氷を、実に器用に演奏するメンバー。耳を澄ますとその音には、高い音から低い音まで、れっきとした音の高低差があるということがわかります。

コップに入れた水の場合、コップや水の振動数、そして水の量が、その音の高さを決めるのだそう。ということは彼らが奏でている氷にもそれぞれ、その質に微妙に差異があるのですねぇ。

澄んだ真冬の空気にキンと響く氷の音色が心地よい、同作。冬を感じさせてくれる清々しい1曲を、心ゆくまでお楽しみくださいませ。

(文=田端あんじ)

参考元:YouTube

▼しっかしこのアイデア、よく思いついたよねぇ

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▼美しい……!