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昨年、ツイッター上にとんでもなく可愛らしい子猫が登場し、ネットユーザーの間で人気を博していたことをあなたはご存知でしたでしょうか。

子猫の名は、わさびちゃん。2013年6月、路上でカラスに襲われていた、当時野良猫だった わさびちゃん を飼い主さんが保護。以後、長期にわたる治療が必要になったため正式に家族に迎え入れられた、という経歴を持つニャンコさんです。ちなみに通称「おくるみねこ」は、治療のための「おくるみ」に包まれたショットが注目を浴びたことに由来しているんですって。

その愛くるしい表情・仕草で、ネット界のアイドルとなったわさびちゃんでしたが、昨年8月末に突如様態が悪化。小さな命は天に召されました。

本日ご紹介するのは、そんなわさびちゃんの家族である、ゴールデンレトリバーのぽんずちゃん。そしてわさびちゃんの後継猫、子猫の一味(いちみ)ちゃんをとらえた、激カワ画像の数々です。

ワンコのぽんず& ニャンコの一味

愛嬌のある表情で終始ぼ~っとしているぽんずちゃんと、元気いっぱいわんぱくな一味ちゃんのツーショットに、日本のみならず世界中が絶賛メロメロ中!

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元々5匹兄弟で生まれた一味ちゃん。新しい家族が見つかるまでの間同居していたという2匹の白と黒の兄弟子猫の存在が、さらに人気に拍車をかけました。

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【救われた命】

幸せオーラいっぱい、見る者の心をほんわか温めてくれる癒しショットの数々。そんな写真からは想像もつきませんが、実は一味ちゃんとその兄弟子猫たちには、保健所行きになるかもしれなかった、という悲しい過去があります。

わさびちゃんのときと同様、飼い主さんの手によって幸いにも救われた命。はじめは一味ちゃんだけを引き取る予定だった飼い主さんでしたが、ほかの猫たちも新しい家族ができるまで一緒に育てることを決意、彼らをちゃんと可愛がってくれる飼い主さんが見つかるまで、根気強く里親探しを続けたのだそうです。

その結果無事に里親さんが見つかり、現在残っている子猫は、一味ちゃんのみ。しかし飼い主さんは、子猫たちの里親さんたちと今も交流を続け、しっかりとアフターケアを行っているんですって。

【わさびちゃんの死が教えてくれたこと】

そもそも飼い主さんが一味ちゃんを家族として迎え入れたのには、わさびちゃんと過ごした時間というものが、前提としてあったから。わさびちゃんのような猫がこれ以上、世の中に増えてほしくない。そんな切なる思いが、飼い主さんを突き動かしたのだそう。

またその思いを多くの人に伝えるべく出版されたのが、わさびちゃんの生きた軌跡を記した書籍、『ありがとう! わさびちゃん』です。

飼い主さんの元に日々届けられる、「わさびちゃんの存在を知って以後、捨てられていた猫を家族として迎え入れた」「飼うことは物理的に難しいけれど、少しでも多くの命が救われることを心から願うようになった」などのメッセージ。そこには飼い主さんの「命を救いたい」という深い思いが、確かに息づいています。

わさびちゃんが亡くなってから、体重がずいぶん減ってしまったというぽんずちゃんですが、一味ちゃんが家族になって以降、だいぶ元気を取り戻したみたい。2匹の仲睦まじい姿をみて、天国のわさびちゃんもきっと、安心しているんじゃないかなぁ。一味ちゃん、ぽんずちゃん、これからも末長く仲良くね!

参考元:Twitter Instagram
取材・執筆=田端あんじ (c) Pouch