さる3月23日と30日、投票がおこなわれたパリ市長選。若い世代の女性政治家の一騎打ちで注目されていたこの選挙、シンデレラや白雪姫をはじめとする、ディズニープリンセスたちも立候補してたんですって! 何のこっちゃ!
実際に、パリのあちこちに設置された掲示板を見てみると……お馴染みのディズニープリンセスたちのポスターが貼られているではありませんかっ。なになに、それぞれにちゃんと政策があるようですよ!
白雪姫 「12歳から25歳の小人による交通機関利用を無料化します!」
シンデレラ 「真夜中の12時以降、娯楽施設を閉鎖するわっ」
ジャスミン「バス内における空飛ぶじゅうたんの自由化を実現!」
アリエル 「セーヌ河岸の人口ビーチ(夏限定)を人魚に解放するの」
エスメラルダ 「ロマのラッパーを地下鉄の各線に設置しちゃいます」
ポカホンタス 「インディアンローズに最低税率を適用するわ! 」
ムーラン 「(移民が多い)パリ第13区を独立させます!」
ほお、プリンセスたちの個性とパリらしさが押し出されていますね~。これらのポスターを制作したストリート・アーティストのComboさんは、Facebookのアンケート機能を使った架空の投票も実施。結果、『リトルマーメイド』のアリエルが29%の得票で当選したとのこと。
「現実の候補者の打ち出す争点や方針がつまらなかったから、やってみた」というコンボさん。そうかなぁ? 筆者は今回の選挙、なかなか興味深かったと思いますよ!
市長の座を争っていたのは、現パリ市長助役のアンヌ・イダルゴさん(社会党)と、40歳にして既に大臣経験のあるナタリー・コシウスコモリゼさん(国民運動連合)。どちらが当選しても史上初の女性パリ市長が誕生すると注目されていた、この選挙。結局、イダルゴさんが当選したのですが、コシウスコモリゼさんは、パリの地下鉄の廃駅をナイトクラブやプールなどの娯楽施設にするなんて計画を発表していたんですよ。騒音対策の一環なのですが、「閉鎖しちゃえ」と言っているシンデレラより気が利いていますよね!?
参考元:Twitter、20minutes.fr
執筆=大井たま(c) Pouch
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