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「世界の料理とビールとスイーツ」をテーマにしたパブ風のカフェ「Hitch×Kakeru(ヒッチ×カケル)」が4月9日、東京・秋葉原の駅近くにオープンしました。ってそこだけを聞くと、どこかのフードサービス企業がやっている「業態」のお店みたいですが、このちいさなレストランは完全にベツモノ。なぜかって、これはあるご夫妻による「美味しいモノを求めた長旅の結果」のお店だから……!!

オーナーの大田夫妻は、世界47カ国を1年足らずで踏破したツワモノ。美味しいモノはもちろん、面白い話が聞けるんじゃないかと胸をワクワクさせつつ、取材に行って参りました!

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■ 世界で一番美味しかったのは、○○料理でした

大田夫妻は、ふたりとも旅好きのうえに食いしん坊。もともと飲食業に携わっていた食のスペシャリストなのですが、そんなふたりが「美味しいものを探して世界を一周しよう、そして帰ってお店を持とう」という目標を抱いてに旅へ出ました。食べ物が美味しいと評判の国を中心に各国を歴訪し、「世界でいちばん美味しいモノ」を集めに集めて帰国。満を持して開いたふたりの夢のお店、それが「Hitch×Kakeru」なのです。

「旅ではどこの国の食事が一番印象に残りましたか?」という記者の質問に、「中東料理に衝撃を受けました」との答えが。中東料理で驚かされたのが、スパイス使いが驚くほど上手だということ。日本では知られていない美味しい料理にもたくさん出合ったそうです。また、南米のペルー料理もかなり面白かったそうですよ。(そういえばポーチでも以前、ペルー料理を取り上げたのでチェックしてみてね!)

■ お店の雰囲気、お料理

「自分たちが世界で味わってきた料理、特に現地でしか食べられない家庭料理や庶民派のお料理を食べてもらいたい」との想いから、オーナー夫妻が供する料理は珍しいモノがいっぱい。ブラジルのコロッケ「コシーニャ」にミャンマーのお茶っ葉スナック「ラペットゥ」、「世界のスナック3種盛り」などなどビールがほしくなるお料理が並びます。

選りすぐりのビールはなんと60種! ビールもお料理も進んじゃいますねぇ。お料理は日替わりと月替わりのメニューがあり、500円〜900円程度。ビールは500〜1200円程度。日替わりケーキは500円です。「インカコーラ」やパイナップルサイダー「カリ」など変わり種ソフトドリンクも。

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イギリス人の憩の場「パブ」をイメージして造ったというお店なので、ビール片手にパブフードをつまみながらワイワイ楽しめる家庭的な雰囲気。たまたま居合わせた旅好きのお客さん同士が友達になっちゃう、なんてこともあるそうですよ。まさにパブって感じです!

■ バナナにココナッツ、世界のビールが60種

渋谷にある世界のビールを集めた「Cataratas(カタラタス)」でのバーテンダー経験をもつオーナーがセレクトした生ビールは、スウェーデン×オーストリアの「フライング・ブリュワリー」、ドイツの「レーベンブロイ」、ベルギーの「ベルヴュークリーク」の3種類。そのほか、ベルギーのフルーツビール各種やココナッツのビール、レモンやグレープフルーツなど柑橘系のビールなども。「これまでビールが苦手だったという人にもぜひ試してもらいたいですね」と、オーナー夫妻。

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■ シェパーズパイ、チョコレイトケーキ、エールを試食

スパイスを利かせたひき肉の上にしっとりクリーミーなマッシュポテトがのったイギリスのパブフード「シェパーズパイ」は、 フライング・ブリュワリーの「アビエーターエール」との相性抜群! ファンも多いという優しい甘さのチョコレイトケーキは、ふわっとしたココアスポンジに生チョコ感たっぷりのクリームを挟んだ一品。なんて可愛い仕上がりでしょう!

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■ 世界一周旅行の話が聞けちゃう

さまざまな経験を積んできたオーナー夫妻。店内には旅先で集めた思い出の品々が飾られています。「この瓶、可愛いですね」と話しかけると、「実はこの瓶にはこんな逸話があってね……」なんていう小話が聞けちゃったりします。「来週トルコへ行くんです。鯖サンドが楽しみ」と記者が話したところ、「鯖サンドは家で作れるレベルだから、ロカンタ(食堂)に行ってみて。絶対楽しいから」なんていうアドバイスまでいただきました。旅好きとしては、この上ない幸せ。ありがたや〜。

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きらびやかなレストランでのお食事もそれはそれで楽しいけれど、こういったユニークなコンセプトを持った店主の顔が見える店もステキ。「旅が好き」「人とコミュニケーションを図るのが大好き」という人にはオススメのお店です。1年間の限定営業なのでなるべく早めに立ち寄ってみて!

店舗情報「Hitch×KAKERU」
東京都千代田区神田松永町17-3 B1
電話番号:070-1305-1254
定休日:火曜日
営業時間: 18:00〜23:00
ブログ: ameblo.jp

取材・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch