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食べもののおいしさは、味覚だけでなく視覚、嗅覚、触覚、聴覚の五感すべてで感じるもの。なかでも思いのほか大事なのが嗅覚です。焼きたてのパンやカレーライス、焼き魚の香りなど、嗅覚に刺激を受けて食欲をかき立てられることも多いですが、世の中には鼻がまがっちゃいそうになるくっさ~~~い食べものも少なくありません。

そこで今回は、海外サイト『OMG TOPTENS』から「世界のくさい食べものTOP10」をご紹介していきます

■Durian(ドリアン)
まず、くさい食べものの代表ともいえるのが「ドリアン」です。その香りは「豚のふんのにおい」「くさったタマネギのよう」「履き古した靴下みたい」と散々な言われよう。でも実際食べてみるとそれほどでもないんだけれどねと、める編集長。東南アジアなど本場に旅行の際は、ぜひチャレンジしてみて!!

■Surstromming(シュールストレミング)
ニシンを塩漬けにして発酵させた缶詰。主にスウェーデン北部で食べられていますが、現地でも屋内ではなく屋外で空けて食べるのが一般的だそう。日本ではテレビ番組などにたびたび登場していますが、そのくささは本物のようです。

■Vieux Boulogne(ヴィユー・ブローニュ)
2004年にイギリスのCranfield大学で行われた、世界一くさいチーズを決める大会でNO1に輝いたチーズ。製造過程で表面にビールをかけて発酵させるため強烈な香りがするのだとか。ちょっぴりこわいけど、チーズ好きな人はトライしてみてもいいかも!?

■Limburger Cheese(リンバーガーチーズ)
「リンバーガーチーズ」と聞くと、なんとなくおいしそうに聞こえますが、実は、体臭のもとといわれるバクテリアで発酵させたチーズ。胸がムカムカしてくるおそろしいにおいがするそうです。

■Rakfisk(ラクフィスク)
マスなどの魚を塩漬けして発酵させたノルウェーの伝統食。一説によると「生ごみのようなにおい」とのことですが、現地では独特のくさみがおいしいとされているそうです。

■Lutefisk(ルーテフィスク)
乾燥させたタラをあくに漬けてゼリー状にしたものを煮た、ノルウェーの名物料理。ゆでたジャガイモを添えて食べるのが一般的。プルプルした食感が絶妙だそうですが、世にも不思議なにおいのために、現地でも好き嫌いが分かれる一品とのこと。

■Kusaya(くさや)
出ました! 日本が誇るくさい食べものといえば「くさや」ですよね。魚醤のような独特の風味を持つ発酵液「くさや液」に魚を漬けてから天日干しにしたもの。鼻や目を刺激する強烈なにおいがしますが、慣れればやみつきになるという声も。

■Century Egg(ピータン)
アヒルの卵に食塩や石灰石、草木灰などを混ぜたペーストを塗って熟成させたもの。独特のにおいと見た目で敬遠している人が多いかもしれませんが、意外にもピータン好きは少なくないようです。

■Stinky Tofu(臭豆腐)
納豆菌と酪酸菌で発酵させた汁に豆腐を一晩漬けこんだもの。その名の通り独特のにおいが特徴的。台湾や中国、香港の屋台などでおなじみですが、各国で調理法や食べ方が微妙に違うそうなで、食べ比べてみるとおもしろいかも。

■Hakarl(ハカートル)
サメの肉を数週間塩漬けにして陰干しした、アイスランドの伝統料理。強烈なアンモニア臭がするそうです。

いかがでしたか。「くさや」「ドリアン」「ピータン」あたりは食べたことがある人も多いかもしれませんね。どれもにおいが刺激的で思い浮かべるだけで鼻をつまんでしまいそうになりますが、クセのあるにおいだからこそおいしく感じる場合もあります。興味がある食べものを見つけた人は、勇気を持って食べてみては!? 意外なおいしさを発見できるかもしれませんよ。

参照元:OMG TOPTENS
執筆=シナモン/ 画像=go hatori (c)Pouch