個室
JR西日本は5月11日、「地域一体となって観光振興を目指す」という取り組みのひとつとして、新たな寝台列車の導入を発表しました。鉄道に全く疎い女子でも何故か魅力を感じてしまう寝台列車。

しかも今回導入されるのは、美しい日本を紹介するための、全てが一流の豪華寝台列車なのだとか。これはチェックしないわけにはいかないぞ!! というわけで早速、その全貌をご紹介しちゃいますよ~。

列車コンセプトは「美しい日本をホテルが走る 上質の中に懐かしさを」。車内の上質の佇まいを感じながら、車窓に流れる西日本の美しい風景を堪能できるこの列車は、まさに走る高級ホテル。

車両の全体デザインについては、各種企業の迎賓施設等を数多く手がけ、京都迎賓館の設計にも携わった「浦一也」氏が、車両のエクステリアデザインについては、寝台列車やN700 系新幹線の他、鉄道車両のデザインを数多く手がけ、多数の賞を受賞した「福田哲夫」氏が、列車での食事については、食の権威として各種メディアで活躍する「門上武司」氏が手がけます。

客室は2クラスを用意。最上級の個室は、なんと1両に1室という広さ。プライベートバルコニーやバスルームまでが装備されています。
個室
浴室mini

1両3部屋タイプも、どこか懐かしい感じの溢れる上質な個室。
1両3室

先頭と最後尾にはパブリックスペースの展望台も。前後左右の絶景を思う存分楽しめちゃう!
展望デッキ

客室車6両・食堂車1両・ラウンジカー1両・展望スペース付き先頭車2両(編成の両端)から成る10両編成で、動力はハイブリッド方式(ディーゼル発電機にて発電した電力とバッテリーアシストによるモータ駆動)。

気になる運行開始は、2017年春の予定。当面の運行エリアは、世界遺産や美しい風景を巡ることができる、京阪神と山陰・山陽エリアとなるようです。

外国人のお友達が来たときに案内したくなるのはもちろん、私たちが日本の美しさを再発見する旅にもうってつけのこの寝台列車。運航開始までの3年間が待ち遠しくてなりませんねっ!!

参照元=JR西日本鉄道新聞
執筆=中野麦子(c)Pouch
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

▼Twitterでも紹介されています。

[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]