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ラベンダー、チェリーピンク、トルコブルー、アップルグリーン……まるで色とりどりの砂糖衣をかけた、お菓子のような細長い杖。その正体は、誰もが幼い頃から慣れ親しんできたであろう、夏の風物詩。そう、花火なのです。

今年で開店4年目を迎えた花火のブランド「fireworks」が、今夏もミュージアムショップや各種専門店を通じて、素敵な花火の販売を始めましたよ! コンビニにある、一袋いくらの花火とはちょっと別格。この夏、大切な人と花火をするなら……

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火をつけるのがもったいないくらい、見た目がキュートなfireworksの花火。輸入品かオリジナル製品かと思いきや、大半が以前から日本にあったものだというから驚きます。だって、長年遊んでいるけれど、こんな可愛らしい花火、見たことがないのですもの!

【美しい手持ち花火との出会い】

fireworksを立ち上げた株式会社メソッドの村上純司さんたちが、こうした花火に出会ったのは、同社で家庭用花火を扱ったときのこと。花火問屋から国産の見た目も立派な手持ち花火を紹介され、実際に遊んでみると、従来の花火にはない感動があったのだそう。

安さと数量を重視した、セット売りの家庭用花火が主流となっている、昨今の家庭用花火業界。良質な手持ち花火はあまり市場に出回ることなく、生産する工場もわずか数社となっていると知った村上さんたちは、何か自分たちにできることはないかと考え、日本で販売することのできるすべての花火を集めて、遊んでみたのだそうです。

こうして、楽しさ、満足感、そして花火自体の見た目の良さを基準に選び、一つ一つバラバラにパッケージ化して販売しているのが、fireworksの花火なのです。
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【ユニークなネーミングの花火】

村上さんたち自ら遊んだ体験を反映した商品名と商品説明は、ユニークなものばかり。例えば、持ち手のピンク色が綺麗な花火は「浴衣女子向け」。
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女の子がこの花火で遊ぶと、な、なんと、おしとやかに見えてしまうそうですよ!! これは、選びに選んだ浴衣と組み合わせて、デートに持っていくしかないですよね!?

「暗闇をキャンバスに」という商品は、先端を動かすと、暗闇に光の軌跡が残るのですって。
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これは、噴射花火の上を飛び越えたり、ねずみ花火を投げたりする(やってはいけません)男子のいる合宿に持っていきましょうか。

燃焼時間が15秒と短い「はじめての花火」は、夏生まれのお子さんの出産やお誕生日のお祝いにいいかもしれません。
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自分で使うのもいいけれど、人に贈りたくなる花火ですよね。実際、fireworksの花火を夏の手土産や、結婚式のプチギフトにする方も多いそうです。

【ちいさな花火大会】

従来の花火セットで遊ぶときのように、「次はどんな火花が散るのかな?」とドキドキしながら火をともす、という福袋的な楽しみ方もいいかもしれません。しかし、「はじめの数本は乾杯のビールのように美味しいけれど、正直最後の方はお腹いっぱい!」と感じている方は、本当に必要なものを必要な分だけ選んで遊ぶ、という方向にシフトするのもいいかもしれませんね。

昨今の、花火で遊ぶ場所が少ないという都市部の事情に合わせ、各取扱店舗と「ちいさな花火大会」も開催しているとのこと。あなたもとっておきの花火を手に入れに出かけてみませんか?

「ちいさな花火大会」2014年開催予定地

代官山 蔦屋書店(東京都渋谷区)
1LDK apartments. (東京都目黒区)
NEWLAND(埼玉県熊谷市)
恵文社一乗寺店(京都府京都市)
大塚呉服店 京都(京都府京都市)
湯涌温泉あたらしや(石川県金沢市)
TSUTAYA 新庄店(広島県福山市)
TSUTAYA 松永店(広島県福山市)など

写真提供=fireworks ,株式会社メソッド
取材・執筆=大井たま (c)Pouch