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[すぼら栄養士の15分ご飯]シリーズでは、ずぼら栄養士を自認する川村郁子さんとともに考案した、作業時間15分かつ女性にうれしい栄養素がたっぷりのレシピ記事を紹介しています。

暑さ、寒さも彼岸まで。少しずつ涼しくなってきていますが、ちょっと動き回るとまだまだ暑い今日この頃。調理は暑いし、でもおなかは秋らしくしっかりすくし……とお悩みの方もいるのでは? 記者(私)はまさにそんな状態。食欲をちゃんと満たし、でも調理時間が短いものを食べたい! そんな想いを栄養士さんにぶつけてみたところ、最適なメニューを教えてくれました。

今回紹介するのは、ミャンマー・シャン族の伝統料理「シャン麺」から着想を得た料理シャン族の麺類は米粉麺ですが、手に入りにくいので春雨で代用。春雨はダイエット食品などにも使われているため「物足りないんじゃない?」と感じますが、実はでんぷん製品なので腹持ちはしっかり。物足りない感じはありませんよ!

■川村郁子さんによる、今回の献立のポイント!

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・風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があるビタミンC(トマト、カイワレ、パクチー)
・エネルギー代謝の促進に有効なビタミンB1・B2(もやし)
・アンチエイジング効果が期待できるリコピン(トマト)
・お通じを良くする食物繊維(トマト、もやし)
・老化抑制ビタミンと呼ばれるビタミンE(パクチー)
・食欲増進、整腸作用のある香り成分(パクチー)

では、さっそく作り方を紹介しましょう。

■作り方!

【材料(1人分)】
鶏小間切れ肉:100g
玉ねぎ:1/4個
トマト:小1個
もやし:1/3袋
にんにくパウダー:少々(生の場合は1かけ)
春雨:50g
カシューナッツ:30g
いりごま:大さじ1
豆板醤:お好み(大さじ半分程度)
顆粒鶏ガラスープの素(顆粒コンソメでも可):小さじ1/2
ナンプラー(なくても可):お好み
スイートチリソース(オイスターソース):お好み
塩:小さじ半分
ごま油:大さじ2
パクチー(小口ネギ、カイワレでも可):お好み

【必要な器具】
・フライパン
・包丁
・まな板
・なべ
・盛りつけ用の皿
・計量用の大さじ、小さじ

【作り方】
1.なべで春雨を茹でるための湯を沸かし、その間に鶏肉ににんにくパウダーと塩を小さじ半分振りかけて揉む
2.トマト、玉ねぎは1cm角に切り、もやしを洗う
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3.湯が沸いたら春雨を入れて茹でてざるにあげる
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4.フライパンにごま油を入れて熱したら、にんにくパウダー、カシューナッツ、もやし、玉ねぎ、鶏肉、トマト、春雨の順で加えて炒め、豆板醤、鶏ガラスープのもと、ナンプラー、スイートチリソースで味を整える。
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調味料はメーカーによって辛さや味が違うので少しずつ混ぜながら調整してください。
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5.いりごまを加え、器に盛ったらカイワレを飾って完成
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■さらお得情報

さらに時短を目指す人は、袋から取り出す時に絡みついて時間がかかるので小分けタイプの春雨を使うと◎。本格的な味を目指す人は、春雨ではなく盛岡冷麺の麺を使うといいですよ。シャン麺はもちもちした米粉麺で、盛岡冷麺の麺に似ているのです。

以上! 時短と栄養と「おいしい」は共存可能! ぜひお試しください!

撮影・調理・取材協力=川村郁子さん
撮影・調理・執筆=FelixSayaka (c)Pouch