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今から2年前、大手ハンバーガーチェーンのバーガーキングが世に放ったのは、竹炭を使用した珍商品「黒バーガー」。人々に強烈なインパクトを与えました。そして今年9月19日、これをさらに進化させた新商品「KURO Pearl(クロ パール)」「KURO Diamond(クロ ダイアモンド)」が発売されました。

自ら「ふたつの非常識」と謳いながら、飛び道具的な商品を送り出した同社。その英断に敬意を払い、実際に食べてきました。

バーガーキングによると、両商品のバンズには竹炭を練り込んだ「KUROバンズ」を使用。これにブラックペッパーを使用した「KUROパティ」と竹炭を使った「KUROチーズ」を挟み、イカスミを配合したコクのある「KUROシャリアピンソース」を合わせたとのこと。「KURO Diamond」にはさらにレタス・トマト・オニオンが加わります。

黒、黒、黒……。ここまで来るとほぼ狂気の沙汰。黒くできるものはとことん黒く、と同社の気迫が重くのしかかってきます。では、いざ実食。

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【気になる味はというと】

筆者は「KURO Diamond」を注文。黒い包装紙を開くと、そこには日焼けサロンに通い詰めたスキンへッド男を思わせるバンズ。食べられものなら食べてみやがれ、とでも言わんばかりに不敵に黒光ります。意を決しひと口食べてみると、思いのほかモチモチとした食感で、色以外は通常のバンズと特に変わらない印象。拍子抜けするくらい、いかついのは見た目だけでした。

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なお、黒いソースからも黒いチーズからも、イカスミや竹炭の嫌な味はしませんのでご安心を。前作の発売当時、旧・黒バーガーを食べた人からの「どことなく苦い」という感想を受けてかは不明ですが、今回その点はしっかり解消されているようです。ソース、チーズともに自己主張することなく、むしろ牛肉の味をしっかりと感じられるパティを引き立てる脇役に収まっています。
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見た目のインパクトは強烈ですが、実際に食べてみると普通のハンバーガーと変わらない「KURO Pearl」(単品480円)と「KURO Diamond」(単品690円)。見た目だけでなく、味の方もぬかりない仕上がりとなっている黒バーガーは、どうやら同社の“黒”歴史とはならなそう。

「KURO Pearl」「KURO Diamond」ともに、本日19日より11月の上旬まで一部の店舗を除く全国のバーガーキングで販売されます。

参照元:バーガーキング公式サイト
撮影・執筆=井上こん(c)Pouch