イスラエルのミュージシャン兼プロデューサー、クティマン(Kutiman)さんが行っているプロジェクト「スルーユー(Thru You)」を、あなたはご存知でしょうか。
動画サイトYouTubeに投稿されている数多の演奏映像、それらをリミックスし新たな映像作品を作り上げてしまおう。さかのぼること5年前、2009年に発足した同プロジェクトをごくごく簡単に説明するならば、こんなかんじ。
本日みなさまにご覧いただくのは、同プロジェクトの新作「スルーユートゥー(- Thru You Too – GIVE IT UP)」。ボーカルにピアノ、ドラム、ベース、そしてギター。ありとあらゆるパートを担当するのは、それぞれ別々にYouTubeに投稿された映像内、そこで演奏する人々です。
同時に演奏するわけでもなく、あらかじめ打ち合わせをしたわけでも、もちろんない。作品が投稿された時期だって、全く異なる23本。そんな、てんでバラバラに思える映像も、クティマンさんの手にかかればアラ不思議、1本の秀逸ミュージックPVに大変身!
幼い女の子が奏でるピアノで美声を披露するおねえさん、少年がサックスでメロディーをなぞり、ホーン隊が音にさらなる広がりを加える。同じ曲を演奏しているわけではないのに(!)、なぜこのような名曲が生まれるのか。ああ、これだから音楽って楽しいっ。
ちなみにクティマンさん、以前当サイトでご紹介した日本の音リミックス動画「スルー東京」も、制作されております。せっかくですので、こちらもぜひ、合わせてチェックを。
同サイトに記載されている各映像と照らし合わせると、よりいっそうその仕上がりに感動を覚える同作品。それではみなさま、お待たせいたしました。奇跡のセッションを、ごゆっくりお楽しみくださいませ。
参照元:YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼これはヤヴァイよ
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