ホルンを吹き出す男性。ホルンと音楽の歴史について語る表情は、真摯そのもの。流れてくる音色は耳に心地よく、まるで緑の中を散歩しているような、リフレッシュした気分になります。
【生まれつき両腕がないホルン奏者】
両腕を持たずに生まれてきたホルン奏者。彼の名は、フェリックス・クリーザー。「ぼく、ホルンがやりたい!」と両親に言ったのは、なんと4歳……その半生の軌跡は、著書「Fußnoten」にも記されているようです。タイトルには「脚注」と「足の音符たち」(※筆者訳)という二重の意味が込められています。
【生き生きとした音の世界が広がる!!】
彼の演奏の素晴らしさは、動画を見れば一目瞭然。左足の指でバルブを操作しながら演奏するのは、ロベルト・シューマン「アダージョとアレグロ」のアレグロの部分。ホルン奏者なら誰でも一度は取り組む難曲。鮮やかに響く音色は、ずっと耳に残ってしまいます。
【そのスゴさに、世界がビックリ!】
YouTubeには、
「スゲー!」
「最初は面白いと思って見てたけど、深イイ……」
「物すごい努力だなあ」
「尊敬!」
など、世界中からコメントが寄せられています。
【日本にも来てほしい!】
指揮者サー・サイモン・ラトルや、ミュージシャンのスティングとも共演しているホルン奏者、フェリックス・クリーザー。公式サイトのスケジュールを見ると、主にドイツ国内で演奏会を開いているもよう。
ドイツでは新聞に載ったり、テレビ出演したりと、日々話題を集めているようです。テレビでは茶目っけたっぷりのトーク。今回、色々検索してみましたが、日本ではまだそこまで話題になっていないのかもしれない……。
しかし、この素晴らしさ、一度生で聴きたいですよね。いつか日本でもリサイタルを開催してほしいです!!
参照元:公式サイト,公式Facebook,CD”Reveries”PR動画
執筆=川澄萌野(c)Pouch
コメントをどうぞ