昨年末にネットで大注目を浴びた、“年収2000万円未満の人は買っちゃダメ!” というネット通販の「超高級ローストビーフ」。食べたくても食べられなかった、年収1999万円以下のボンビーな皆さんに朗報だよ♪
最近、その通販サイトを確認してみた。そしたら、ローストビーフの商品説明のページから「年収2000万円以上」って指定が削除されていたんだよ! つ ま り、高給取りじゃない私でも食べられるようになったんですねえ〜!
食べちゃおう、これはもう食べるしかないよおーぅ!
【金がない】
……と思ったんだけど、記者(私)は本気で金がなかった。価格をみれば、500グラムで33,480円(税込)。近所のスーパーやお肉屋さんで売られているローストビーフとは比較にならないお値段……高くて気軽に買えるようなものじゃないよコレ。そう、別に安くなったわけじゃないんだよね。
そんなわけで、ダメもとで図々しくも販売元に懇願してみたんだ。お願いです、レビューさせて頂けないでしょうか!!
【 なぜか、でっかい箱が届いた 】
すると、数日後でっかいダンボール箱が届いたんだよ。伝票に「ローストビーフ」って書いてあるけれど、それにしてはデカいんだよね。
こんなに大きい必要があるんだろうか……と、頭のなかをハテナマークでいっぱいにしながら開けてみたら、そこにはなんと予想外のものが入っていたんだ。
なかに入っているものを見たとたん、私(記者)は思わず声を失っちゃったよ。
【箱を開けたら、くまモンが入ってたんだ】
(ヒッ……!)
なんと箱のなかには、熊本県のアイドル「くまモン」さんのデッカい顔が入っていたよ。
くまモン、ついにこんな箱に入って出荷されちゃうなんて……。働き者でスゴいけど、キミは色んなところに首をツッコミすぎじゃないのかい。まさかとは思うけれど、中身のお肉は、ビーフじゃなくて熊肉じゃないだろうね?
【さらに箱が入っていたよ】
くまモンを箱から出してあげて、顔をこじ開けると、いかにも「大切なものが入っているよ」という雰囲気を醸し出した「箱」がうやうやしく鎮座していたよ。
箱の上には、ローストビーフを作ったレストランKAWAZOEの川添シェフから手書きで「誠心誠意 心を込めて作りました。少し温めてお召し上がりください。ご連絡、感謝致します」といった内容のお手紙が添えられていて、ちょっぴりホッコリした気持ちに。なんだ、いい人じゃないの。こちらこそ、自分勝手でムリなお願いをきいてくださったことに感謝です。
【 キターッ! 分厚いローストビーフぅぅ〜ッ!! 】
小箱のなかには、私の期待を裏切らない、大きくて分厚いローストビーフが入っていたよ! 一番厚い部分で3.5センチくらいあるじゃないの!! お世辞抜きで、みるからに美味しそう。
もちろん専用のソースも付いているよ。
【 庶民の私は、スライスするにも苦労する 】
最初に50度ほどのお湯でローストビーフとソースを温める。そのあと、スライスするんだけれど……やり方なんぞ知らぬ。
ビンボー人の私はローストビーフをカットする専用の包丁(?)を持っていなかったので、普通のフォークで垂直に立てたお肉を固定し、ごくごく普通の包丁でスライスしようと試みることに……。
スライスの仕方によっても味が変わってしまうのだろう……と、慎重にやってみたんだけど、均等じゃない厚さになっちゃた。
最後の方なんて、ローストビーフにはあるまじき、分厚く短いカットになっちゃったよ。これ単なるステーキじゃないの! たしかにビンボー人には荷が重すぎる。私が金持ちだったら、お抱えの料理人に切らせるところだよ、まったく。
【やぁーらかくてほっぺたが落ちそう〜】
なるべく上手そうにスライスできたローストビーフを1枚お皿に取り、ソースを豪快にかけて、お金持ちのようにフォークとナイフでお上品に食べてみると……。
やぁーらかああぁあああぁ〜いぃ♪
噛みしめるほどに肉の旨味が口いっぱいに広がる! ソースはまった〜りとコクがありながら、お肉の旨味をしっかりと立てている。持ちつ持たれつ、ふたつでひとつ、仲のいい夫婦みたいな関係だ。なにより、お肉はくまモンの熊肉じゃなくて牛肉だから安心して欲しい!
ビンボー人の私にはこんなことくらいしかわからないけれど、なんだかとても幸せな気持ちになった。それがすべて。ちなみに大昔に宿泊したタイのマンダリン オリエンタル ホテルの、とろけるようなローストビーフをふと思い出したよ。
【熊本県 阿蘇産の赤牛! 完全無添加!】
シェフが「日本一美味しいローストビーフにするにはもってこい」と絶賛する、希少価値の高い、熊本産阿蘇の赤牛サーロインを使用。そして何よりもすごいのが、化学調味料や添加物をいっさい使っていないという点! 牛丼屋「松屋」でも無添加牛丼を始めたけれど、健康を気にする者としてはかなりポイント高いよ!
【愛情がこもったローストビーフだった!】
注文を受けてから、なんと24時間もかけて、お客様のことを考えながらひとつひとつ調理するという愛情の込めよう。超高級ローストビーフは、地元熊本を愛し、赤牛をこよなく愛す、シェフの愛情たっぷりの逸品でした。
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3万円超えというお値段は、どうしたって庶民の私には相当高いんだけれど……くまモンも直々に顔を出してくれることだし、なにより他ではありえないほどおいしいものなので、旨いもの好きならひとつゲットしてみる価値はじゅうぶんにある。もうすぐバレンタインデーだし、恋人同士でサプライズにおひとついかが?
参照元:KAWAZOE
撮影・執筆=めるりんこ(c)Pouch
▼営業篠宮が密かに高級ローストビーフ丼を作っていた…! ザンネンながらご飯にはイマイチらしい。
▼2〜3人でも食べきれない量だけど、とろけて美味しいから思わず食べちゃう♪
▼やあらかくてとろけるウぅ〜!
▼はるばる熊本から、箱に入って届けられたくまモン。
▼くまモン顔デカーッと思って比較したら、自分の顔もそこそこ大きかった
♪ こうして、くまモンはPouch編集部に住むことになりましたとさ、めで たし ♪
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