ほんの些細なことでもいい、地球上に住む人々がみな、誰かに優しくできたなら。世界は驚くほど、その様相を変えるだろう。
観終わった瞬間にそう感じ、こころがじんわり温かくなる保険会社のCMが、最近になって再び話題になっているみたい。
イスラエルの非営利人道支援団体「Latet לתת」の投稿によって、フェイスブックを中心にじわじわと注目されつつあるそのCMは、米保険会社「リバティ・ミューチュアル(Liberty Mutual)」によって、2006年以前に制作されたと思われる2作品。
【ほんのちょっとしたことでいいんです】
たとえば、赤ちゃんが放り投げたおもちゃを拾って、渡してあげる。エレベーターの扉が閉まるのを止めて、こちらへと駆けてきた人を入れてあげる。またたとえば、別の車に、道を譲ってあげる。
【あなたもきっと、こんなシーンに出くわしたことがあるはず】
あるいは、バスからベビーカーを降ろすのを、手伝ってあげる。確認をせず車道へ飛び出そうとした人を引っ張って、危険を知らせる。取り上げられたシチュエーションはすべてがすべて、私たちが日々、出くわしているシーンばかりです。
【小さな親切の連鎖に、心がじんわり温かくなる】
CMでは、このような「ちょっとした他人の親切」を目撃した人が、自分も小さな親切を誰かに行う。そうやって親切が少しずつ伝染していく様子に、フィーチャー。
【古いCMとは思えない……!】
優しさのリレー、その過程を観ているだけで、なぜだか泣きたくなってしまうほど、心が熱く柔らかくなってゆく。自分も今日から、彼らのように1歩踏み出して行動してみよう。おのずとそんな考えが生まれる、心が洗われるかのような2作品は、公開から時を経た今なお、色褪せない輝きを放っています。
【視聴者の声】
作品を観た人々からは、次のような声がずらり。
「このCM、すごく好き」
「これまで観た中で史上最高のコマーシャル。古さを全く感じないわ」
「映画みたい」
「ここの保険に加入しちゃいそう」
「観ているだけで笑顔になれる」
「(使用されている)曲もいいね」
「親切や思いやりがあれば、世界はもっと良くなると思う」
【些細な親切が笑顔を呼ぶ】
みなさんもきっと、道行く見知らぬ人に親切にされた経験が、必ずやあると思います。そのときを思い出してみて……きっと、いや絶対、嬉しかったよね? そういった気持ちが人を笑顔にし、世界から少しでも、悲しみや憎しみを減らすことができる力になるのかもしれません。
「誰かに親切にする」って、人によっては、ちょっぴり勇気を伴うことなのかもしれません。でも親切って、される側だけでなく、する側にとっても気持ちがいい行為。だからみなさんも、今日から小さな親切、始めてみませんか?
参照元:Latet לתת フェイスブック 、Liberty Mutual 、YouTube 、YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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