イタリアのベニスから北へ1時間ほど、山郡「ドロミテ」のふもとにある「Ai Pioppi」という名の遊園地。ここにあるのはすべて手作りの遊具たち。……なんですが、とにかくそのスケールがハンパない!
信じられないほど長いすべり台、イスのようなものに座って滑り落ちるタイプのジェットコースターなど、どれも電気の力には頼らず人力で動かすものばかり。けれど、その迫力は最新の絶叫マシンにも劣らないものであると確信できます!
今回はYouTubeより、自分で漕いで空中を一回転する遊具に乗った男性の動画をご紹介しましょう。この遊具の名前は「The Bicycle of Death(死の自転車)」。もうね、その名の通り、見てるだけでこちらまで「ヒョエエエエーーーッ」と悶絶しちゃいますからっ!!
【最初は余裕だったものの……】
遊具に乗り込んだ二人の男性。カメラに向かってこの遊園地の歴史などを解説しながら漕ぎ始めます。うん、まだまだ余裕たっぷりですね。ところがだんだん乗っている箱が空中で弧を描き高さが出てくると、「怖いな……フォオッ」などと言い出します。だんだん落ち着きがなくなってきました。
【人力ならではの恐怖】
これ、何が嫌かって言うと……。普通の絶叫マシンなら自分の恐怖感などお構いなしに自動的に落ちてくれるわけですが、人力だと自分の力加減などによって動きが変わってくるところ。一回転するかと思いきや、すんでのところで止まって後方に戻るなんていうドキドキ感はたまらなくスリリング! それから、手作り遊具ならではのきしみ。漕ぐたびにキーキーと音がしているのがなんともリアル……。よほど恐ろしいのか、動画では大の大人である男性が顔をゆがませものすごい表情を浮かべています。
驚くべきはこの遊園地、ブルーノさんという男性が約40年かけて自身の手で遊具を作っていったのだそう。大自然の中にあるハンドメイドの遊園地……なんとも素敵じゃないですか。いつか訪れてみたいものですね。ただし、この遊具に乗りたいかどうかはまた別の話ですが。
参照元:YouTube、ATLAS OBSCURA
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch
▼「死の自転車」なる名前の人力遊具。これは怖い!!
▼こんなの罰ゲームを超えて拷問レベル。皆さんは乗ってみたい?
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