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ファンクの帝王、さらには「The Hardest Working Man in Show Business(ショウビジネス界で1番の働き者)」とも称された男、JBことジェームス・ブラウンさん。

本名をJames Joseph Brown Jr.(ジェイムズ・ジョセフ・ブラウン・ジュニア)、成人後にはこの「Jr.」をとって、James Joseph Brownとしていたという彼をサンプリングした漫画「ファンキー社長」が、現在インターネット上で人気を集めているようです。

【毎週日曜17時頃に更新】

JBによる楽曲「Funky President」が元ネタ、ファッキンJAYさんによって、毎週日曜17時頃に最新号が公開されている同作。こちらに登場するJBは、 “部下をこき使う社長” として、メンドクサイ人でありながらもどこか憎めない、魅力的な人物として描かれています。

【バンドメンバーが社員に】

会社といえど、その業務はおもに、バンド演奏。JB率いる楽団「ジェームス・ブラウン・レヴュー」を会社と見立てており、社長JBのステージを大いに盛り上げバックアップするバンドメンバーが、社員の面々として描かれているのよね。

【JBについて知りたい・学びたい方は必読!】

事実を交えながら、ユーモアたっぷりに進行するストーリーは、JBの歴史を学ぶには最適な資料。

【事実と絡めたエピソードが満載です】

たとえば1話に登場する「遅刻は罰金」「服装の乱れも罰金」「演奏ミスも罰金」といったブラックすぎる就業規則は、実際にJBがバンドメンバーに課していたペナルティー。また会社の社歌は、黒人であることの誇りおよびアイデンティティを歌ったJBの名曲「Say it loud I’m black and I’m proud(セイ・イット・ラウド・アイム・ブラック・アンド・アイム・プラウド)」。

【楽しく読んで、JBに関する知識をゲット♪】

このように、楽しく読んでいるだけでその背景がわかるというお得感がある、それが「ファンキー社長」における最大の魅力なのであります。もちろん、一目でJBとわかるド迫力イラストも、同じくらい魅力的なのだけれど。

【自伝映画公開前に全話チェックしておこう】

来る5月30日(土)には、JB自伝映画「ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~(原題 Get On Up)」が日本公開されますし、映画館に足を運ぶ前に予習としてチェックしておきたい同作。背景などにちょいちょい登場する「髪が第一。次が歯だ」「金なくして自由なし」といった社訓にも、ぜひ注目していただきたいものです。

【記者的お気に入りは8話&12話です☆】

ちなみに……現在全12話が公開されているのですが、その中でもとりわけ記者の心にヒットしたのが、映画「ブルースブラザース」の名シーンをモチーフにした8話「ボビーさんの結婚式【前編】」と、中間管理職のフレッドさんが活躍する12話「ゲット・オン・ザ・バス」。12話に関しては飲んでいたコーヒーを吹きかけてしまうほど、ツボに入っちゃいました。興味を持たれた方はさっそく、読んでみるべし。

参照元: ファンキー社長 ファッキンJAYさんツイッター
参考:映画「ジェームス・ブラウン~最高の魂を持つ男~」公式サイト
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼8話「ボビーさんの結婚式【前編】」

▼12話「ゲット・オン・ザ・バス」

▼元ネタとなった「Funky President」はこちら