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俳優そしてミュージシャン、様々な顔をお持ちの星野源さんと、声優の高森奈津美さんがW主演を務める新作パペットアニメ、「ちえりとチェリー」。

2010年、ロシアで国民的な人気を誇るパペットアニメ「チェブラーシカ」の27年ぶりとなる新作の監督を務めた中村誠さんによる、初のオリジナル映像監督作品である同作。

こちらが現在、2015年秋頃の上映実現に向けて、必要な費用を支援してくれるサポーターを、クラウドファウンデイングサイトMakuakeにて募集しています。

【伝統的な技法×これまでになかった映像技法の融合】

オリジナル版の「チェブラーシカ」を監督した、人形アニメの巨匠、ロマン・カチャーノフさん。そのもうひとつの代表作と言われている「ミトン」からも着想を得て生まれたという「ちえりとチェリー」は、伝統的なパペットアニメ技法等にもオマージュを捧げつつ、今までのパペットアニメではあまり見られなかった映像技法を取り入れた、躍動感あふれる美しい作品です。

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【美術監督は「チェブラーシカ」「ミトン」のレオニード・シュワルツマンさんら】

オリジナル版「チェブラーシカ」や「ミトン」の美術監督を担当、世界のアニメ史に名が刻まれるであろうレオニード・シュワルツマンさんと、アニメーターとして一線で活躍する伊部由起子さんがキャラクターデザイナーとして参加。

【豪華すぎる脚本&キャストにもご注目】

また脚本は、「ドラゴンボール」「うる星☆やつら」「るろうに剣心」といった名作アニメらの脚本を手掛けてきた島田満さんが、中村監督と共同で執筆。さらにキャストには冒頭に挙げた2名のほか、女優の尾野真千子さんに、栗田貫一さん、サンドウィッチマンら豪華な面々が名を連ねます。ふおお、すべてにおいて豪華……!

【日本ではめずらしい長編コマ撮りパペットアニメーション】

幼い頃父を亡くして以来、ぬいぐるみのチェリーが、主人公の女の子・ちえりにとっての父親代わり。小学6年生となったちえりが、父の法事先である東北で体験した、不思議な冒険。キラキラ輝くファンタジックな世界観を、コマ撮りのパペットアニメーションで再現した同作は、一見の価値アリです。

【東北支援も兼ねてます】

なお同作は、長期的なスパンで全国各地の非商業施設(公民館など)を中心に興行を行う、「スローシネマ」での配給を予定しているとのこと。加えて上映が実現した場合は、興行収入の一部を、 “東日本大震災被災児童の自立支援” や “復興を担うリーダーづくり” を目的とするプロジェクト「Support Our Kids」に寄付する予定なんですって。

震災復興・東北支援も兼ねた、注目のプロジェクト。非売品のDVD付き、3000円の支援から受付を行っているようですので、興味を惹かれたというあなたは、ぜひチェックを。

参照元: Makuake
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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