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とろりとしたルーが特徴的な、いわゆる「カレーライス」は日本の郷土料理。レトルトカレーは食品業界が生んだ知の結晶ですね。

この、日本のカレーが大好きな記者(私)は、昨年から夏のオヤツに冷やしたレトルトカレーを飲むのにハマッています。一食分をゴクゴク飲みきってしまっても、なんと200kcal以内と、意外に低カロリー。ケーキなんか食べるよりも、実に満足度が高いのです。

本日は、来るべき夏のオヤツタイムに向けて、主要コンビニ4店舗のプライベートブランドのレトルトカレーと、レトルトカレーの王道「ボンカレー」を加えた5種類を飲み比べてみることにいたしました。結果はいかに?

■ カレーを飲む前にこれだけはやっておこう

まず、下準備です。冷やしカレーは飲み物ですので、具材は必要ありません。パウチをギュウギュウ押したり揉んだりして、手触りがなめらかになるまで具材を潰しましょう。この一手間が重要です。
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■ カレーを飲む前にこれだけは知っておこう

レトルトカレーを冷やして飲むときにいちばん気をつけないといけないのは、脂質です。脂質が多いと、口のなかでザラついて飲み心地が悪くなるのです。100gあたりの脂質が5gを超えると、口内を脂肪分が飛び回って、せっかくの楽しいオヤツタイムが不快になります。

今回用意したレトルトカレーの100gあたりの脂質は、少ないものはサークルKの2.0gから、多いものはボンカレーの3.22gまでと、どれも5g以下でほとんど変わりがありません。

プライベートブランドのレトルトカレーは、安価なうえに比較的脂質の少ないものが多いのです。懐にもお口にも優しい、まさに冷やして飲むためにつくられたカレーといえるでしょう。

ではさっそく、100gあたりの脂質が多いものから飲んでみましょう!
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【ボンカレー】
・容量180g / エネルギー148kcal / 脂質5.8g / 100gあたり脂質3.22g
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ルーの粘度が高いので、口に入ってくるまでに時間がかかってやや焦らされますが、脂質のザラつきはありません。全く問題なく飲めます。王道は冷やしても王道。

評価:王者の品格

【ローソン 大盛カレー】
・容量250g / エネルギー199kcal / 脂質5.8g / 100gあたり脂質3.2g
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なんといっても一番の長所は、袋にマチがついているので、支えておかなくてもそのまま自立してくれることです。これは嬉しい仕様です。量が多くてとろみが強いので、いきなり傾けると口の端からこぼれます。

評価:自立心が旺盛である

【ファミリーマート】
・容量210g/エネルギー156kcal/脂質6.7g/100gあたり脂質3.19g
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記者が去年の夏にドハマりしていたのはこちら。野菜のピューレを飲んでいるような、実に軽い舌触りで、2袋くらいイケちゃいます。

評価:おかわり!

【セブンイレブン】
・容量180g/エネルギー129kcal/脂質4.9g/100gあたり脂質2.72g
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レトルトパウチが開けづらいです。内側のビニール状の層の身離れが悪く、勢い余るとカレー弾が周囲に飛び散ります。そしてしっかり具沢山なので、丁寧に潰さないと固型分が残ります。

評価:ハサミを使おう

【サークルK】
・容量200g/エネルギー142kcal/脂質40g/100gあたり脂質2.0g
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具を潰すときの握り感はいちばんどろりとしていましたが、開けてみるとそうでもないです。お味はというと、これだけ群を抜いて辛い! ヒリヒリします。そこでよくみたら、他の種類が「中辛」だったのに、これだけ「辛口」でした。こうやって比べてみてはじめてわかりましたが、辛口ってやっぱり辛いんですね!

評価:辛口は辛い

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【結果】
昨年に続き、私にとってはファミリーマートがいちばんライトな味わいでおいしかったです。

いくら好物だとはいえ、レトルトカレーを5袋も飲むと1020kcalにもなってしまいました。ゲップがカレー臭いうえ、ちょっとヘルシーではなくなりますので、みなさまは多くても2袋までにしておいたほうがいいと思います。

そうそう、とっておきの情報があります。このレトルトカレー、なんと、温めて白いご飯にかけても美味しいんですよ! 飲むのに飽きたらぜひやってみてください!

執筆=綾部 綾 (c)Pouch