毎日、暑いですね〜! 夏バテ気味の人もいらっしゃるのではないでしょうか。夏バテや疲労回復に効果的なものといえば、やっぱり辛いトウガラシ! 東南アジアや南米の暑い地域にトウガラシを使った料理が多いのも、暑さに負けない知恵なのかもしれません。
そんなトウガラシは、代謝アップにアンチエイジング効果など、ダイエットや美容の手助けもしてくれる強い味方。積極的に食べたくなっちゃいますよね〜。でもね、でも!! キレイなことで有名なパリジェンヌは、どうやら辛いものが苦手らしいのですよ。
【フランスには辛いものがない!? 】
フランス人は辛い料理が苦手なことをご存知でしょうか? わたし(記者)はフランスに暮らし始めて2年目なのですが、辛い食べ物が限りなくゼロに近いことに、さみしさを通り越して憤りを感じています。なんで、フランスには辛いものがないんだ〜ッ!!
辛い料理が食べられそうなアジア系のレストランでも、料理はフランス人に合わせた優しい味付けになっています。か……悲しい。タイ料理なのに、マイルドで優しい味だったときの衝撃と言ったら! まるで、サビ抜きのお寿司のよう……。ちなみにフランスでは、デフォルトでサビ抜きになっているSUSHI屋が多いです。そんなわけで、アジア系のレストランのなかにはアジア人のテイストに合わせた激辛裏メニューを提供するところも。
フランス人に「辛い料理が有名な地域はないのか」尋ねてみたところ「フランスとスペインの国境を隔てるバスク地方は、エスペレット産のトウガラシが有名」とのこと。
辛い料理を求めて、実際に足を運んでみることにしました。
スープに添えてあったり、魚や肉料理のソースに使われていたり、デザートのアクセントになっていたり、トウガラシの使い方がオシャレなことは分かりました。でも、肝心の味が……。トウガラシじゃなくてパプリカじゃない? わたしの知ってる辛〜いトウガラシじゃない……!
【辛いものが好きな皆さん、フランスではどうしてる?】
そこで、激辛料理を食べ慣れているインド系シンガポール人の友人に、フランスでの対処法を尋ねてみると「マイ・シラッチャボトルを会社に持って行き、食堂のステーキやポテトなどにかけて食べる」とのこと。
また、辛いものが大好きな中国北方出身の友人は「インドやタイ料理をレストランで食べるときには辛くしてと必ず伝えるようにしている」そうです。
レストランで「辛くして」と頼む際は「ほんとにほんとに辛くて大丈夫だから」と一言付け加えないと、なまぬるい、中途半端な辛さの料理が出てくることもあるため、注意してくださいね。
フランスには辛いものがほとんどない、ということがお分かりいただけましたか? 旅行される際には、一味唐辛子を携帯しておくと安心かもしれません。
それにしても、チーズやクリームなどの乳製品をたーっぷり食べるパリジェンヌは、どうやって代謝を上げているのでしょうね。トウガラシの代謝アップ力は侮れないと思うのだけれど……。
取材・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch
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