疲れがたまったときや気合を入れたいとき、頑張っている人への差し入れとしても重宝するエナジードリンク。いろんな種類がありますよね。
記者(わたし)は、海外のものや自衛隊で見つけたもの、大阪の格安自販機で発見したものまで、ちょっと変わったエナジードリンクを10本集めてみました。
それを、大阪のIT企業「株式会社ロックオン」の福利厚生施設、「ロックオフ」を訪問しまして、仕事にプライベートにと少々お疲れ気味のエンジニア、三原さんにどどんと全部差し入れ。ロックオフ公式エナジードリンク「OEED」と合わせて11種類のテイスティングを行ってもらい、それぞれコメントをいただきました。
【まずは正統派エナジードリンクから】
最初に試飲していただくのは、色も香りもエナジードリンクらしい3本です。
1. レッドブル(タイ版)
いきなり海外産、タイのレッドブルです。タイのレッドブルには炭酸が入っていません。そして意外と茶色っぽいんですよ。甘く濃く、パワーは沸くような気がしますが、原液のようなシロップ感が強くて喉が焼けます。
三原さん「これ飲んでるタイ人、すごいっすね」
ねっとり原液度:★★★★★
2. SHARK
はじける炭酸とともに立ちのぼるガラナの香りで、飲むより先にむせてしまいます。コップに移さず、缶のままいただくのがベストです。
三原さん「リポビタンDを炭酸にしたような味です」
ガラナ度:★★★★
3. エナジーボンバー
大阪の格安自販機で販売されていました。飲まなくても味がわかる、「これぞ栄養ドリンク!」といった匂いがします。
三原さん「はっきり言ってくさいですが、そこにパワーを感じます」
コスパ度:★★★
【守ってくれそうなエナジードリンク部門】
続いては、おなじみの清涼飲料水「ライフガード」のエナジーバージョンと、自衛隊専用ドリンク「激」という、防御力が上がりそうな2本。
4. ライフガードエナジー
濃い黄色にローヤルゼリーのふくいくたる香りと味がどっしりと効いた、重厚感あふれた味ですが、酸味がないのでちびちびとしか飲めません。
三原さん「黄色すぎて目がチカチカするし、鼻も変になってきました」
はじける黄色度:★★★★★
5. 激
自衛隊の売店で手に入る、白ワインのような色のレモン味ドリンク「激」は「コンバットパワードリンクストレートバージョン2」という長いサブネームつき。ちなみに、バージョン1はりんご味だそう。
三原さん「クエン酸が効いていて、思っていたより飲みやすいです」
迷彩度:★★★★
【リラックス寄りのエナジードリンク部門】
はたしてこれはエナジードリンクと言っていいのでしょうか? ホッとする香りと味わいの、エナジーの定義がわからなくなってくる3本です。
6. hacco
女性にうれしい、麹入りエナジードリンク。グレープフルーツ味の微炭酸飲料で、喉が渇いていてもグビグビいけます。食物繊維もたっぷりで、健康にも配慮した一品。
三原さん「どのあたりが麹なのかはよくわからないですけど、おいしいです」
ヘルシー度:★★★
7. RE:LAX
お茶由来のリラックス成分、テアニン入り。ポカリスエットのような透明感ある色合いの割には、ネクターのような濃くねっとりとした味わい。
三原さん「ほっとしますが、エナジーはチャージされません」
リラックス度:★★★
8. カルピスエナジー
カルピスに、ほんのりガラナ系の香りがついていますが、徹底してカルピス以外の何者でもありません。
三原さん「カルピスは、何が入ってもブレずにカルピスです」
揺るがぬ安定のカルピス度:★★★★
【手作りのエナジードリンク部門】
9. ロックオフ公式エナジードリンク OEED
「OEED」とは、「オープンエンジニアエナジードリンク」のこと。マル秘精力パウダーとカフェイン、メロンシロップ入りのロックオフ公式の手作りドリンクです。
三原さんみずから、目の前で作っていただきました。「OEED」はオープンソースドリンクということで、レシピを公開しています。(詳しい作り方は、参照元リンクをご覧ください。)
作っている最中に池の水のような色合いになりますが、最後は美しいグリーンに。マル秘精力パウダーの配合から行うことで、手作りの楽しみが味わえます。
三原さん「社内のエンジニアは、これを作れるようになってはじめて一人前です」
ハンドメイド度:★★★★★
【どうしてこうなった!? あってはならないマリアージュ部門】
最後に、エナジー成分とコーヒーという、危険なミキシングに挑戦した2本です。
10. フルスロットル
炭酸とコーヒーが混ざると醤油のようなにおいがするという、一生知らなくていい豆知識を得られます。飲み込むことすらできなくて、疲れた体に文字どおりフルスロットルでとどめを刺す一品。
格安自販機で販売されていたものを購入したのですが、なんと、その時点で賞味期限が……切れていた。
三原さん「歯磨きをしてきてもいいですか?」
エナジー度:マイナス無限大
11. モンスター(コーヒー味)
エナジー成分とコーヒー、ミルクという、想像したくないブレンドですが、ミルク入りのアイスコーヒーとしては意外にも完結していました。ただ、エナジードリンクだと思うと手が止まります。
三原さん「ミルクコーヒーだと思えば、おいしく飲めるのに……」
脳の混乱度:★★★★
■ 味の濃さで並べてみたよ
コーヒー成分がブレンドされた、あってはならない2本を除いたエナジードリンク9本を、味の濃い順に並べてみると、意外にも色の濃さと味わいは別物だということが判明。濃いからといってエナジー成分が多いとは限らないのです。
■せっかくだから、全部混ぜてみよう!
ここでチャレンジ! この9種類のエナジードリンクを少しずつ全混ぜしてみました!!
泥水のような色になることを期待……いえいえ、危惧していましたが、意外なことにキレイなレモンイエローになってしまいました!
しかも、麹ドリンクの「hacco」に入っているグレープフルーツがいい仕事をしまして、実に美味なドリンクのできあがり。
三原さん「最初からこれを飲んでおけばよかったです」
相乗効果度:★★★★
お疲れモードの三原さん、気分はどうですか? これからも頑張れそうですか?
三原さん「できればちょっと、寝たいかも……」
そう、エナジードリンクは魔法の薬ではありません。疲れた体にいちばん効くのは休息。ドリンクに頼らず、ゆっくり休みましょう。
定番以外のエナジードリンクは、二度と出会えないものがあります。見つけたら、ゲットしておいてもいいかも? ここぞというときに喝を入れてもらえるかもしれないし――とどめを刺されるかもしれません!
参照:Open Engineer Energy Drink.「OEED」
撮影・執筆=綾部 綾 (c)Pouch
協力=株式会社ロックオン
▼三原さん、ご協力ありがとうございました!
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