当サイトではこれまで数々のレゴブロック芸術を取り上げてきましたが、これほどまでに秀逸、かつ荘厳な作品は、初めてかも!?

9月19日、米ペンシルベニア州フィラデルフィアにあるフランクリン協会(The Franklin Instsitute)の科学博物館にて一般公開されたのは、レゴで作られた「サン・ピエトロ大聖堂」

【レゴブロックの数を聞いただけで気が遠くなります】

バチカン市国南東端にあるカトリック教会の総本山である大聖堂を、見事にレゴブロックで再現。建物のみならず、その前の広場も緻密に作られていて、制作に使用したブロックの数はなんと、約50万個(!)にもおよんだのだそうよ。

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This scale replica of St. Peter’s Basilica & Bernini’s Colonnade–made entirely from #LEGO bricks–is on display in The Franklin Institute’s Bartol Atrium! Look closely to see a #LEGO Minifigure of #PopeFrancis waving from the Vatican’s balcony to the many minifigures below. #TheFranklinInstitute is proud to showcase this incredible piece to celebrate the record-breaking exhibit #ArtoftheBrick and welcome the highly-anticipated #VaticanSplendors exhibition, opening September 19. Father Bob Simon laid the first bricks of the display on September 21, 2014. He displayed his finished construction at BrickFair 2015 in Virginia, where it won both “Best Historical” and “Public Favorite” prizes.

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【作ったのは牧師さん】

「レゴでサン・ピエトロ大聖堂の模型を作りあげる」という偉業を成し遂げたのは、同州聖カタリナ教会の牧師、ボブ・サイモンさん。

サイモンさんは、以前からバチカン宮殿をレゴで作りたいと何度も挑戦していたそうで、今月26日・27日に同地で開催される「世界家族会議」にローマ・カトリック教会のフランシスコ法王が出席することを記念し、2014年9月から本格的に制作スタート。

宮殿の完成までに要した月日は、約10ヶ月。必要なブロックを用意するのは、制作に入る2年前から行っていたのだとか。

今回作られた大聖堂は、カトリック教会における重要な美術品が一堂に会する展覧会「Vatican Splendors」にて、来年2月15日まで展示される予定なんですって。

【ネットの声】

建物の細部はもちろん、広場のタイルひとつひとつにも、手を抜かない。想像するだけで気が遠くなる作業、圧巻としか言いようのないその出来栄えに、「素晴らしい!」「観に行かないと」「すごすぎ」「クール」「非常に印象的だ」などなど、多くの人々が感嘆の声を挙げている模様です。

【隅々まで観賞したくなる!】

よく見れば、広場に集まっている「様々な国の人々」を模した人形たちもまた、個性豊か。

近距離でまじまじと眺めたくなる同作、もしもお近くに行かれる機会があれば、足を運んでみてはいかがでしょうか。

参照元:The Franklin Instsitute Facebook Twitter Instagram
執筆=田端あんじ (c)Pouch