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大きな駅の付近や商店街なんかで、しばしば目にする路上占い師。簡素なテーブルの上に「手相」などと書かれた行灯がぼんやりと光り、なんとも謎めいた雰囲気を醸しています。

声をかけるにはちょっと勇気がいる……そもそも、ちゃんと占ってくれるのか!?

あまりにも気になりすぎて、暖房をつけようとしたのに冷房のまま稼働させていて風邪をひきそうになったので、目についた路上占い師に片っ端から占ってもらうことにしました。

【結果からお伝えします！】

結果からお伝えすると、路上占い師はちゃんと占ってくれました（真顔）。

記者（夢野うさぎ）は、新宿駅周辺で計3人の路上占い師に占ってもらいました。かかった時間は各20～30分程度、金額は各2000～3000円。占う方法は3人ともだいたい同じで、手相占い、姓名判断、生年月日を利用した占いでした。

そして、占う方法がだいたい同じだったからなのか、言われた内容もだいたい同じ……占いの統一感（？）、スゲエエエ！

【1人目：新宿駅西口のおばあちゃん占い師】

新宿駅周辺なら人通りも多いし、路上占い師をすぐに見つけられるだろう！　路上占い師の出没スポットを把握していない記者はそう考え、まず新宿駅西口へと足を運びました。すると早速、小田急百貨店前でおばあちゃん占い師を発見。声をかけて、占ってもらうことにしました。

手相を見たり、名前や誕生日を聞いたりしつつ、記者のことをテキパキと占うおばあちゃん占い師。「仕事はできるが浪費家で、優しいけど口調が厳しい。男をダメにする」といったようなことを言われ、その通りなのでビックリしました。

それにしても、年季が入っているからか、このおばあちゃん占い師の占いというより、お話がおもしろかった！　「男性と女性は見た目からして違うでしょ？　それぞれに役割があるのよ。」などと、いつまで経っても結婚できない記者にしみじみと語りかけてくれたのです（涙）。

【2人目：新宿三丁目のほんわか系女性占い師】

次に、新宿三丁目付近へと移動した記者は、ほんわか系女性占い師を見つけて声をかけました。さきほどのおばあちゃん占い師に比べると、のんびりとしたペースで、手相を中心に占ってくれました。

言われた内容は、さきほどとほぼ同じで、すでにビックリした後だったので今回はビックリしませんでした。

ただ、会話のテンポがいまいち噛み合わず……相性ってあるんだなぁ～。自分の話を聞いてもらいたい人にはしっくりきそうです。

【3人目：新宿駅東口のアウトロー系男性占い師】

その後、記者は新宿駅東口へ移動し、付近の商店街にいたアウトロー系男性占い師に声をかけました。またまた、ほぼ同じ占い結果を伝えられましたが、違ったのは人相占いをしてくれたこと。

ペンライトで記者の顔を照らして、「仕事で成功する顔。あと男性に性的対象として好かれる顔。もっと自◯行為をした方がいい。」とアドバイスをしてくれました。

【路上占い師に占ってもらった感想】

幸運だったのかは分かりませんが、記者が占ってもらった路上占い師は3人とも親切でした。追加料金の話をされることもなければ、おかしなアイテムを売りつけられることもありませんでした。

だいたい、みんな同じ手順を踏んで、同じ占い結果を伝えてきましたので、路上占い師3人に連続で占ってもらった記者の感想は、「年配の占い師を選んだ方がいいんじゃね？」です。

もちろん、記者の個人的な意見ですが、人生経験と路上占い経験を積んでいる人の方が話題豊富な印象。つまり、話をしていて楽しいのです。

あと、これは路上なので仕方がないことですが、周囲が騒々しくて占い師の声が聞き取りづらいときがありました。できるだけ近くで話すようにした方がいいかもです。

【記者の来年の運勢はどうなる!?】

一応、お伝えしておくと、路上占い師3人が占った記者の来年の運勢は、「長い坂道をのぼっているような気持ちで、あと2年間を過ごしましょう」でした。

まあ、それより何より、2015年が終わろうとしているころ、午前0時の新宿駅東口で占い師に◯慰行為をすすめられる日が来ようとは……来年はいい一年になりそうだなぁ（遠い目）。

取材・撮影・ 執筆=夢野うさぎ (c)Pouch