墓地を、森林に。この発想をもとにして生まれたのが、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」に登場中の商品「バイオスインキューブ(Bios Incube)」。
火葬した後の遺灰で植物を育てるという驚きのアイデアを考案したのは、スペイン・バルセロナのデザインスタジオです。
【バイオスインキューブの仕組み】
遺灰で植物を育てる小さな壺「Bios Urn」と水タンクの役割も兼ねている大きな壺、そして自動で水やりをする装置。これらがセットになった「バイオスインキューブ」の仕組みは、実にシンプル。
下部に遺灰を入れ、上部に土を配置した小さな壺の中に好きな木の種を植えたら、その上にセンサーの付いた自動水やり装置を配置。
こちらが土に含まれた水分を感知、外側の壺から必要なときに水を与えてくれるので、忙しいあなたも安心。
土壌の状態はスマホのアプリからチェックすることもできるので、うっかり枯らしてしまう心配はなさそうです。
【壺も土に還ります】
なお、遺灰を入れた小さな壺は、自然に土に還ります。自動水やり装置なしの「Bios Urn」のみのセット(約15,000円)もあるので、自然葬を理想とする方にはピッタリの品かも。
【生命の循環】
また、故人をいつでもそばに感じることができて、まだそこで生きているかのような心持ちで接することができるという点も、「バイオスインキューブ」の魅力の1つなのではないでしょうか。
【個人的には非常に良いアイデアだと思います!】
「バイオスインキューブ」を手にすることができる最低支援額は、およそ44,000円。
ちなみに記者(私)は自然葬に憧れているので出会った瞬間「これはいい!」と感じたのですが、さてあなたはこのアイデア、どう思う?
参照元:Kickstarter、Bios Urn
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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