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観葉植物からピロ〜ンと伸びたコードの先に、接続されているのはスマートフォン。何をしているのかというとこれ、充電中なのだそう。ってことは、観葉植物風のモバイルバッテリー? 

いいえ、この「bioo」は、正真正銘の植物から電気を取り出すことができる、新発明の装置なんです!

【植物の力で充電できる「bioo Lite」】

bioo Lite」は、植物の力でスマートフォンやタブレットの充電ができてしまうという画期的なシロモノ。一見するとただの観葉植物にしか見えませんが、実は植木鉢の中に電力を集める装置が内蔵されているんです。

使い方はいたってシンプル。まずは、小石に見立てたUSBケーブルを取り出します。植木鉢に水を注ぎ、静かに植木鉢をゆすって行き渡らせます。
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あとはお好みの植物を植えて、装置を土で覆っておしまい。これだけで、USBケーブルにデバイスをつなげば充電ができるとのこと。ほええええ!

気になる電力は5.0ボルト、1.0アンペアとのことで、iPhoneの標準的なアダプタと同等です。1日2〜3回はフルチャージできる電力量を得られるんですって。植物しゅげ〜っ。

【光合成を利用して電気を作り出すよ!】

一体何がどうなって充電できるの??? と不思議でたまらないですよねえ。電気エネルギーの素となるのは、植物の「光合成」です。

「Bioo Lite」には、水を循環させるシステムや、微生物の働きを促す空間が内蔵されています。植物が光合成する際に根から排出する物質を、有機物の働きで電気に変換するのだそう。

植物に負担をかけるわけでもなく、自然な営みとしての「光合成」から電気を取り出し、実際に人の生活に役立つ形で利用できる……これって、めちゃくちゃスゴいことなのでは。未来感ある!

【99ユーロ+送料でアナタのお手元に☆】

クラウドファンディング「INDIEGOGO」では、すでに目標額のおよそ5倍を達成している「Bioo Lite」。本体価格は99ユーロ+送料で、現在も申し込みを受付中です。世界中へ配送も行ってくれるそうですよ。

プロジェクトでは、より多くの発電量を得ることができる「bioo panel」も開発されている模様。新しいクリーンエネルギーの形、気になる人は公式サイトをチェックしてみてください♪

参照元: bioo, INDIEGOGO
執筆=森本マリ (c)Pouch

▼こちらが製品プレビュー。いろんな可能性を感じる!