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「中国の女性は結婚しないと半人前なんです」
「結婚しない娘は親不孝者とみなされます」

SK-IIが「#changedestiny」キャンペーンの一環としてYouTubeで公開した動画『Marriage Market Takeover』の中で、そう語っていたのは独身の中国人女性たち

「ある年齢になったら結婚するべき」という考え方が根強い中国では、25歳を過ぎると親だけでなく、親せき、さらには赤の他人からも「売れ残り」と言われて、早く結婚しろという重圧をかけられる。本人よりもむしろ親たちが積極的に結婚相手を探しに出かける「婚活マーケット」なんて催しまであるみたい。

【あなたも同じような思いをしたこと、あるのでは?】

このようなことは決して珍しくなく、自分の意思で「結婚はしない」「結婚する気がない」だけなのに、周囲から「結婚できない」というレッテルを貼られてしまう。同じような経験をした日本人女性も、おそらく少なくないことでしょう。いや、少なくないどころか、このようなニュアンスの言葉を言われたことのない女性のほうがむしろ、珍しいかもしれません。

【親の愛が娘を追い詰める】

「愛が欲しいんです。本当に好きな人と結婚がしたい」そう語る、潤んだ瞳の中国人女性。

また一方、父親に「俺を苦しめないでくれ」と言われた女性は、目に涙をいっぱい浮かべて「本当に好きな人でなくても、とにかく相手を見つけなきゃ」とつぶやきます。

娘が結婚しないと、悲しい。娘の行く末が心配。それは親の本音であり、子どものことを思っているからこそ口にした言葉であり、決して苦しめようと思って言っているわけではないのでしょう。しかし、そのことが結果的に、可愛い我が子を追い詰めている。動画の中では人目も気にせず号泣してしまうほどに、苦しんでいる女性も登場します。

【婚活マーケットの場を使ってメッセージを伝える】

これじゃあ、お互いが苦しいまま。だから女性たちは、立ち上がります。1番気持ちをわかってほしい相手、両親に、自分の本当の気持ちを知ってもらうために「婚活マーケット」という場をあえて使うことにするのです。

【それじゃ私は幸せになれない】

「婚活マーケット」会場にずらりと飾られたのは、美しく微笑んだ彼女たちの写真パネルと共に、結婚についての本音を記したメッセージ。

「ただ、しなければならないから結婚するというのはイヤ。それじゃ私は幸せになれないから」

このコメントには、現在、30代独身女性である記者(私)も、首をブンブン縦に振って頷いた次第。

【自分の幸せは自分が決めるし、自分が選ぶ】

心に描く幸せのかたちは人それぞれだし、結婚はたくさんある選択肢の1つでしかないから、したくなったときが “そのとき” 。結婚していないからといって「その人は幸せじゃない」と他人が勝手に決めつけてしまうことは、暴力に等しいとすら記者は考えます。

そしてもし、この言葉に対して「どうせ強がりでしょ?」「そんなに頑なにならないで!」と感じたのなら、それは価値観の相違。その考え方はあなたの物差しでしかないという事実に気づいてほしい!

【結婚の呪縛に苦しんでいた友人の話】

記者には、こんな女性の友人がいます。結婚は親孝行のためと考え、また、周囲の友人たちが続々結婚していく勢いに気押されて、本当に結婚したいわけでもないのに焦って婚活をし、悩みと葛藤の日々を送っていました。でも今では「結婚しなければならない」という呪縛から解き放たれ、仕事も恋も充実しています。

そんな彼女がある日、満面の笑みを浮かべながら語ってくれました。「今が一番幸せだから、これ以上なにも望んでいない」。このような女性に「売れ残り」という言葉を投げつけることは、まったくトンチンカンなことです。動画に出てくる女性たちもまた、彼女たちが望む幸せのかたちを、心にしっかり描いているのです。

【それぞれの “一番の幸せ” 】

もしもあなたが独身女性で、「結婚しなければならない」という周囲からの重圧に苦しんでいるのなら、ぜひ動画をご覧になってみて。彼女たちのメッセージを知った両親の表情や感想にもご注目ください。観ることであなたの心が少し、ラクになるかもしれませんよ。

参照元:YouTube / SK-II
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼自分の人生なんだもん、思うように生きたらいいんだよ