認知度の高まりと共に利用者が急増している「マッチングアプリ」。とりわけ20〜30代に多く、マッチングアプリでお付き合いした人もいれば、結婚した人もいるといいます。

そのいっぽうで、なかなか成果を出せない人も……。いったい、マッチングアプリで「パートナー」ができた人は何が違うというのでしょうか。

そこで今回は、マッチングアプリで結婚した人&お付き合いしている人にインタビュー。その実態を調査してみることにしました!

【2人に話を聞いてみた】

インタビューに協力してくれたのは次の2人です。

・マッチングアプリで出会った人と結婚した30代前半男性・Aさん
・マッチングアプリで恋人ができた20代後半女性・Bさん(1年以上交際中)

まずは結婚までたどり着いたAさんのお話から聞いてみましょう!

■Aさん(30代前半男性)の場合

デートした人数:覚えていない(同時期に複数人とデートしたことあり)
出会った経緯を親は知っている?:知っている(相手の親は知らない)

「恋人ができるまで1年くらいアプリを使ってました。ひんぱんに利用していたってわけでもなくて、あまりガツガツせず、通知がきたら開く感じです。結婚願望はあったので、マッチした相手とは2年以上お付き合いして結婚しました。ただ、プロポーズするときは超怖かったです。もしかしたら、相手がアプリをまたダウンロードしてるかも、とかありもしない最悪の事態を考えたりして(笑)」

お話を聞いてみると、固執せずマイペースにアプリを使っていたよう。2年以上お付き合いしているところにも「きちんと相手を知ってから」という余裕を感じられます。

続いて、マッチングアプリで知り合った相手と1年以上交際を続けているBさんのお話を聞いてみます!

■Bさん(20代後半女性)の場合

デートした人数:4〜5人(同時期に複数人とデートできないタイプ)
出会った経緯を親は知っている?:知らない

「今の相手と出会ったのはアプリをダウンロードしてから3カ月くらい。それまでは、アプリを入れて、消して…を繰り返していました。『結婚=ゴール』と考えていませんが、今の相手とはずっと一緒にいたい。っていうか、いさせてほしい(笑)と思っています」

結婚するにしろ、しないにしろ、末永く一緒にいたい相手と出会えるってすごいことですよね。お相手との出会いまで3カ月。けれど、ここまでくるのに失敗も多かったといいます。

【話を聞いてわかった共通点は…?】

お話を聞いてみると、AさんもBさんも、自分にとっていいタイミングで運命の相手に出会えたように感じられます。

そして、2人に共通していたのは「プロフィールに自分の顔写真を載せていた」点!

Aさんは「友人が撮影した or 自撮りした写真」、Bさんは「友人が撮った(というか隠し撮りされた)爆睡中の写真」(!)を載せていたといいます。

たしかに、マッチングアプリでまず見えるのは写真。そして、顔を知らなければ、相手に興味を抱きづらいのも事実です。Bさんに至っては、超がつくほど「素の自分」で勝負しており、この点が成功ポイントといえそうです。

【注意しておきたいポイント】

また、Bさんのインタビューからは「女性がマッチングアプリを使用するときに気をつけたいこと」をうかがい知ることができました。

それは、Bさんは、マッチングアプリ使用中に次のような体験をしたとのこと。

・変な写真やセクハラまがいのメッセージが送られてきたことがある
・マッチした相手とのデート場所に「3人の男性」が待っていた→3:1で飲む状況にされた

Bさんが、今のお相手と出会うまで使用していたアプリ「Bumble」は、女性からしかメッセージが送れないので安心なのだとか。

そして「3人の男性が待っていた」という怖すぎるエピソードに関しては、「日ごろからマッチングアプリの相手と会うときは必ず友人に詳細を伝えていた」ため助けてもらえたそうです。

Bさんのように、あらかじめ「いつ・どこで・誰と会うか」を周囲の信頼できる人たちに伝えておくといいかもしれません。

執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:ぱくたそ