SNSでもたびたび論争になっている「デート代の割り勘はアリかナシか」問題

ある調査によると、若い世代ほど「割り勘」派が多く、年齢を重ねていくごと「男性が支払う or 多めに出す」傾向にあるようです。

アラフォー世代の私としては、同世代〜それよりも上の世代は、男女ともに「男性が支払う or 多めに出す」派が圧倒的に多いと実感しています。

しかし調査によれば、若い世代と年上世代のはざまにいる40代男性の多くは「割り勘したい」と考えているようで……!?

【20代は「割り勘世代」】

マッチングアプリ「Omiai」を運営する株式会社ネットマーケティングによる調査「男と女の恋愛経済学」によれば、男性は「おごりたい」「多めに出したい」と考えている人が世代平均62.2%。

いっぽう女性は「おごってもらいたい」「多めに出してほしい」が世代平均55.9%という結果となりました。

しかーし! 恋愛にまつわるお金の価値観は、世代によって大きく異なるみたい。

たとえば、20代男女がデートにかける金額の差は約2000円と微々たるもの。「割り勘にしたい」と回答した20代女性も48%にのぼりました。

ところが30代以降を見ていると、男性が支払う金額が増えていき、女性との差がどんどん開いていく……! この結果を見るに「20代は割り勘世代」「30代以上はおごり・おごられ世代」のように読み取れます。

【40代で得た気づき】

1981年生まれの私は「デート代は男性がおごるもの」という価値観を刷り込まれてきた世代。

周りの女友だちも、デートのときにお財布を出したことがない・持参したこともない子がほとんどで、「お金を要求される=大切にされていない」と感じる人もたくさんいました。

同世代〜それより上の世代の男性たちも「デート代は男が払う」という価値観の人が多く、「女性の『おごられて当然』な価値観×男性の意地とプライド」が交わることによって、この構図が成り立っていたのでしょう。

そうした旧来の価値観をぶっ壊してくれたのが20代なのかもしれません。

Pouch編集部の20代女性いわく、

「私はギブアンドテイクで考えてしまうので、男女間でも友人間でも『お財布を共有してない相手=対等でいなきゃいけない』と思っている」

そうで、相手に借りを作りたくないという思いがあるようです。なるほど、その気持ちもよくわかる!

【揺れる40代男性の思い】

ちなみに、今回の調査では、私と同世代の40代男性のジレンマも垣間見れます。

男女の支払い配分にまつわる項目では、40代男性の26%が「男性が多く支出するべき」と回答しているいっぽうで、45%が「交際は対等でありたい」と答えています。

また、20代女性は、付き合うまでにデートを6回も重ねて1回当たり1万円も使っている(!)という結果も出ているいっぽうで、40代男性は「デート費をかけずにすぐに付き合ってしまう」傾向にあるみたい。

この結果からは「本当はそんなにお金をかけたくない」という40代男性の本音が透けて見えるような気がします。

おごるのが当たり前の世代と割り勘世代のはざまで、価値観が揺さぶられる40代ーーー。さて、あなたはこの結果をどう思いますか?

参照元:プレスリリース(1)(2)
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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