ここ数年、ロシアの若者の間で流行っている “危険なスポーツ” 、それが「トレイン・サーフィン」です。
トレイン・サーフィンとは読んで字のごとく、運行中の列車や路面電車、あるいは他の鉄道型輸送機関の車体の屋根の上に乗って移動すること。
もちろん国がこのような危険なことを認めているはずもなく、これは確実に違法行為。しかし「Vocativ」のYouTubeによると、警察に逮捕されるリスクを意識しつつもスポーツとして捉え、これに夢中になっている向こう見ずな若者たちがいるのだそうです。
そんなトレイン・サーフィンに魅せられてしまった美女が1人。顔がバレないよう妖艶なマスクを装着、バットマンのような黒づくめスタイルが印象的な18歳のKobzarroさん(仮名)は、15歳のとき初めて体験した「トレイン・サーフィン」に今も夢中。まるで熱烈な恋をしているみたいなんです。
【危険なスポーツにハマるきっかけ】
ロシアにおけるトレイン・サーフィン界の “期待の新星” である彼女が、トレイン・サーフィンにハマったきっかけとなったのは、過保護な親からの逃避でした。
両親から逃げるように家を出た際、気晴らしとして彼女が行ったのが、この「トレイン・サーフィン」というわけなのです。
【誰も私を止められない】
「1分間で電車の屋根に登る」
というのが、Kobzarroさんが自らに課したルールなのだそう。
また、
「これは趣味ではない、哲学だ」
「トレイン・サーフィンをしているとき、私は私のルールを構築する。誰も私をコントロールすることはできない
そう語るKobzarroさん。
まだ若いし、このような危険行為に熱中したくなるという気持ちも、わからなくはない。だけど、そもそもトレイン・サーフィンは違法だし、頭上を走る高電圧ケーブルなどに接触すれば命を落とす可能性もある。そのあたり、彼女はどう考えているのかしら?
【なんと! ユーザーマニュアルがあるそうな】
Kobzarroさんによれば、トレイン・サーフィンコミュニティーには厳格かつ安全な指示のもとに作られたユーザーマニュアルがあるそうで、「トレイン・サーフィン中に1度でも倒れたら、2度と電車の上には登らない」というルールがあるとのこと。
【死亡者数は年々増えている】
しかし、ロシア当局の発表によれば、この行為で昨年だけでも100人以上の若者が亡くなったそう。トレイン・サーファーが増えるごとに、その数も増えていくであろうと予測されているのです。
【絶対に絶対に絶対にマネしちゃダメ!】
ロシア、そしてYouTubeで著名なトレイン・サーファーであるKobzarroさんのファンは、今も増え続けています。しかし観ている記者(私)としては、どうか事故が起こらないようにと、ただただ願うしかありません。
最後に念のため言及しておきますが……よい子のみなさんは絶対にマネしないようにね!!!
参照元:YouTube / Vocativ
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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