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皆さんもきっと一度は抱いたことがあるであろう、「なぜマクドナルドのハンバーガーは写真と実物が違うのか」という疑問。

写真と実物、使っている食材は同じであろうはずなのに、色、輝き、ボリューム感などすべてが写真より上回っていることがない。これってなぜ!? ホワーーーーイ?

この謎は世界共通のようで、カナダのマクドナルドにも一般のお客さんから同じ質問が寄せられたのです。そこでマーケティング・ディレクターであるホープさんが、ハンバーガーの撮影現場におもむくことに。完ぺきな商品写真が完成するまでの裏側を、あますところなく見せた動画が話題になっています。

【マックと同じ食材をそろえた撮影スタジオ】

まずは撮影スタジオに向かう前に、お店で買ってきたクォーターパウンダーチーズバーガーをそのまま撮影。ライトの光を当ててプロのカメラマンが撮影すると、まあこれはこれでおいしそう。ただ、いつも見ているマックのおいしそうなハンバーガー写真とは何かが違う!

ここの撮影スタジオにはマクドナルドのお店で出しているのと同じ材料を完備。パティやバンズ、ピクルス、マスタードなどを使って、この場でイチから撮影用にハンバーガーを作っていきます。さあ、これからが注目ポイント!

【撮影テクその1】

普通、お店で作るときは食べやすさを考えて具材は均一に並べて重ねていくもの。けれど撮影用バーガーは違います。ピクルスやオニオンを並べるのはいちばん手前にだけ。後ろに傾くようにすることで、正面から撮影したときに何が入っているかがひと目でわかるというわけ。これ、ボリューミーに見えるという効果もあるよね。

【撮影テクその2】

続いて今度はおいしそうに見せるテク。チーズはバーナーの火をあてて少しとろけているように。ケチャップやマスタードは後から注射器で注入していきます。こうするとベチャッとはみ出さず、ケチャップやマスタードがキレイに見えます。

【撮影テクその3】

撮影が終わっても、まだ作業は続きます。お次は画像の修正。先ほど撮影したハンバーガー画像をパソコンで開き、バンズのデコボコを消したり、チーズの形を整えたり色を明るくしたりでさらに美しいものに。

【これだけ実物と違ってくるわけだ!】

さあ、こうして宣伝用のハンバーガー写真が完成! 使っている食材は同じでも、写真と実物にこれだけ違いが出るのは当然ですね。

でもこれは、マックに限らず広告であれば撮影時にある程度行われていること。商品を売るため、いちばんよい状態に見せるということは大事なことですから。もちろん、誇張したりウソつくのは論外だけどね。

あのマックのハンバーガーがどんなふうにもっとも美しいハンバーガー写真へと変身するのか……? 皆さんもぜひ参照元の動画をご覧あれ。

参照元:YouTube(McDonald’s Canada
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch

▼【動画】マクドナルドのハンバーガー写真撮影の裏側