胸の大きい人には、胸が大きいからこその悩みがある。
肩は凝るし、夏場は谷間に汗をかくし、体にフィットする洋服を選ぶとどうしても、胸が強調されてしまう。また、大きいサイズほど可愛いデザインのブラジャーが少ないという点も、「胸の大きい人あるある」の1つなのではないかと思います。
イタリアの老舗ランジェリーブランド「プリマドンナ(PrimaDonna)」CEO、イグナス・ヴァン・ドアセレアー(Ignace Van Doorselaere)さんは、女性の気持ちをより深く理解したいと常々考えています。
【男性従業員がEカップを体験!】
男性はおおむね、胸の大きな女性に好意的。しかし胸が大きければ大きいほど、女性たちは身体的な苦労があるのだという事実は、理解していない……。ならば実際に体験してもらって、気持ちを知ってもらおうじゃないの!
こうして実施されたのが、男性従業員によるEカップ体験「PrimaDonna E CUP DAY for men」。
Eカップの胸に当たる重さ、片方あたりおよそ1.5キロの重りがついた特製装置を、首からかけるかたちで装着。そのまま普通に仕事をしてもらいました。
【女性従業員のみなさんも楽しそう】
Eカップ体験装置を身につけた男性たちは、戸惑いながらもどこか嬉しそうな表情。男性陣がそのままオフィスに向かうと、その姿を目にした女性従業員のみなさん、半笑いです。まあ、笑っちゃいますよね。
【大きなバストならではな苦労が】
男性従業員たちを1日追ってみると、重たそうに肩ひもを時折直す人に肩ひもが擦れてしまって痛みを訴える人、机の上へ重りを乗っけて休む人など、それぞれ大きなバストならではな苦労を味わっているよう。またブラジャーのデザインを気にする人も出てきて、仕草だけを見ているとまるで女性!
私の友人にHカップの女性がいるのですが、そういえば彼女「時々、胸を机に乗っけて休んでいる」って言っていたっけ。Eカップでさえ片方1.5キロなのですから、Hカップの重みを想像すると、気が遠くなってしまいますね。
【今後は「サポート面に力を注ぐ」そうな】
「体にフィットしていないブラジャーを身につけると、不快に感じるうえ、背中や首が痛み姿勢も悪くなる。頭痛が起こる場合もあるし、ストラップがキツイせいで、胃が痛くなることもあるのです」
「プリマドンナ」公式サイトでドアセレアーさんはこのように語っており、ビデオでは「これで従業員全員、『ブラジャーで最も大切なのは身体的サポート』だということを理解した」と述べています。
悲しいかな、どんなに想像力が豊かであろうとも、実際に経験してみないと当事者の気持ちはわからないもの。Eカップ体験をもとに今後「プリマドンナ」がどんなブラジャーを世に出すのか、とっても楽しみですね!
参照元:YouTube、PrimaDonna
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼胸の重さってバカにできないものですねぇ
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