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ファッションに限らず、10年単位に区切って語られることが多い世の中の変化。でも、今年と去年の流行を比べてみたらわかるように、1年でも、もちろん変化しています。

東京のファッションをけん引してきた BEAMS が 40周年を迎え、特設サイトと YouTube に公開した映像『TOKYO CULTURE STORY』。1976年から2016年までの40年間、東京のストリートを飾った82のスタイルを再現されています。

バックに流れるのは、30代40代にとっての心の青春ナンバー『今夜はブギー・バック』! もうこれだけで胸いっぱい、感動で涙が出ちゃうよ……。

【細かいところまでよーく観てほしい】

映像に登場するのは、時代を象徴するブランドの服や小物。現在は入手困難なアイテムでまでも取り入れ、当時のファッションを実にリアルに再現していて、さすがは BEAMS です。

90年代に思春期を過ごした私にとって思い出深いのは、1990年代から2000年代にかけての流行。映像を観ながら、「裏原宿ブームね!」、「X-girl はみんな着てた〜」、「UNDERCOVER は今でも憧れだよねぇ」といった具合に、興奮したりシンミリしたりと大忙し。

よくよく観ると、岡崎京子さんの漫画を読む人が映り込んでいたりと、芸もかなり細かくて泣けてきちゃった……。

【ミュージシャンの顔ぶれによみがえる青春】

この映像で最大の見どころはファッション。ですが、私が注目したいのは、『今夜はブギー・バック』をリレー形式で歌い継いでいく、17組のミュージシャンの濃さ、幅の広さです。

スタートは南佳孝さん。いまなお変わらぬ美声にうっとり。次に登場するのは、歌手で女優の戸川純さん。ニヤリとする人選に、初っ端から激しくしびれてしまいましたっ

そして、私が10代のころに大好きだったギターウルフに、こだま和文さん。BOREDOMS の EYEさん、元SUPERCAR のミキちゃんとナカコー、さらには HUSKING BEE……。絶妙な楽曲アレンジに乗って、私の青春が現れては過ぎ去ってゆく……。

ああ懐かしすぎて、胸キュンと興奮と感動が止まらないよぉ! あの頃の甘酸っぱい思い出やヒリヒリした思い出が、昨日のことのようによみがえるぅ!!!

【まばたきせずに観ていたい】

女優の小松菜奈さんと俳優の池松壮亮さんが出会うラストシーンまで、まばたきするのが惜しいくらい。

5分間があっという間に過ぎ去る映像。ぜひじっくりご覧になってみてくださいっ♪ 青春ど真ん中を過ごした時期が登場した瞬間、きっとドキドキしちゃうはずです。

特設サイトには、ファッションや登場しているミュージシャンについて、詳細が掲載されていますよ〜。

参照元:TOKYO CULTURE STORY 特設サイト, YouTube, プレスリリース
執筆=田端あんじ (c)Pouch