その昔、トシちゃんこと田原俊彦が「ハラハラヘリヘリハラ メシ食ったか?」とご飯をすすめるCMがあったように、食事に欠かせないのが炊きたてのご飯。糖質がなんだ、炭水化物がなんだと言われようと、白米サイコーです。

一人暮らしを初めて思ったのが、「ご飯って炊けるまで意外と時間かかる」ということ。炊飯器でご飯を炊くと、1時間近くもかかるじゃないですか。「今すぐご飯食べたい」と思うときなんかは、ぶっちゃけイライラします。

ハァ~~~? 1時間後? 待てないよ! わしゃいま、炊きたての御飯が食べたいんじゃー!! パンじゃなくて、白米がいいんじゃ~~~~!!! そんなワガママを言いたくなるとき、あると思います。

そんなワガママを言っていたところ、300円均一ショップ「3COINS」に「電子レンジ用ご飯ポット」なる商品があることを知りました。なんとこのアイテムを使えば、レンジを使ってたったの7分で1合分のご飯が炊けるというではないですか!!!! これは試さねばっ。

【お値段500円也】

「電子レンジ用ご飯ポット」の値段は500円。「さっき“300円均一の3COINS”って言ってたのに300円じゃねえのかよ」と言われそうですが、気にしない気にしない。3COINS では、たまに500円のアイテムも売られてるのです。

このご飯ポット。見た目は、ずっしりとした陶器の巨大なマグカップにフタがついたような感じで、色はアイボリーと黒の2種類。レンジ対応のみで、直火などはNGだそう。

【さっそくご飯を炊いてみよう!】

説明書きを読むと、この容器の中に1合分の米と水を入れて30分浸けておくとあります。えっ……。やっぱ吸水させなきゃダメすか。おいしいご飯を早く食べたいんですけど。

と、ワガママばかりでも大人気ないので、おとなしく水に30分漬けることにしました。ちなみに、会社にあったのは無洗米だったので、水は少し多めに入れています。

30分経過後フタをして、お次は500ワットの電子レンジであれば7分間チン! あたためをスタートさせたものの、もしこの容器が割れたりしたらどうしよう……とドキドキして、レンジの前を離れられない私。

1分を過ぎたあたりで、中の水が沸き始めたらしくゴトゴトと音が。その後もしばらく不安になるくらいカタカタゴトゴトと音がして、レンジの中をのぞきこむとけっこう水が吹きこぼれています……。

正直怖いことこの上ない。無洗米だからって、勝手に水を増やしたせいでしょうか? それとも編集部のレンジがボロいせい?

7分後、容器が割れるようなことはなかったのですが、レンジの受け皿にはかなりの量の吹きこぼれが……。

これで出来上がり〜ではなく、さらに10分~15分ほど蒸らすとのこと。うう~、まだ食べられんのか! とりあえず言われたとおりに、フタをしたまま待ちます。

さて、焦らし……じゃなかった蒸らし時間が終わり、ドキドキしながらフタを開けると……おお、ちゃんと炊けてる!

炊飯器や鍋で炊いたときのような照りツヤ感はなく、若干、炊きあがりがマットな見た目です。

【ご飯の味は?】

さっそく食べてみると、芯は残っておらず、しっかり炊けていました。ふっくら感がやや欠けるように思ったので、やわらかいご飯より固めのご飯が好きな人にはよさそう。

炊くときに日本酒やみりんを入れたりして工夫すると、仕上がりも変わりそうです。目指せ! ふっくらした炊きあがり。

【吸水なしでもやってみた】

ちなみに、吸水からレンジの加熱、蒸らし時間までトータルすると50分ほど。もっと時短できないかと思い、試しに吸水の30分を省略して、水を入れてすぐに炊いてみました。「吸水、本当に必要なの?」って、ずっと疑問だったんです。

すると炊き上がったのは……リゾットみたいに芯が残る、かなり固い感じのご飯。ネットを見ると、浸け置きなしでもおいしく炊けたという声もありましたので、レンジやお米との相性もありそうです。

【新生活に便利そう】

結論! 炊飯器で炊いたのと同じくらい美味しくご飯が炊けるってわけではないのですが、500円でこの仕上がりなら十分納得できます。

これから始まる新生活、一人暮らしの部屋って狭いですし、キッチン周りはとくにスペースがないもの。炊飯器がわりに、「電子レンジ用ご飯ポット」を使うのはアリだと思います。炊飯器より短時間でご飯が炊けるのもポイント高いです。

あと個人的には、これがあれば会社でも炊きたてのご飯を食べられることに気づいてしまいました……。白米サイコー!

参考リンク:3COINS
執筆=御花畑マリコ (c)Pouch

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