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夏の自炊は勇気がいりますよね。暑いから、なるべく火を使いたくないものです。

そういうとき、炊飯器や電子レンジを使ったレシピが活躍します。今回は、炊飯器とヨーグルトで作る、インドっぽいサラッとした本格カレーレシピをご紹介。

具材にお肉を入れたり、ルーにオイルを入れたりするのが王道なのですが、今回は「夏仕様」。徹底してノンオイルにこだわってみました。脂肪分がないので冷たくしても大丈夫、サラサラなのでお茶漬けのようにいただけますよ!

【炊飯器で作るノンオイルヨーグルトカレーのレシピ】

【材料】
無脂肪ヨーグルト 1パック
水 適量(ヨーグルトよりも多くならないように)
野菜 好きなだけ
カレー粉 大さじ2
塩 小さじ1
コンソメキューブ 2個
クミンシード(あれば) お好み
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【作り方】
1. 野菜を好きな大きさに切って、炊飯器にどんどん放り込みます。ハサミで切れるものはハサミを使うと楽ですよ。今回は、冷蔵庫にあった新たまねぎ・オクラ・トマト・なす・そら豆・グリーンピース・(ちょっと黄色くなった)セロリを使いました。
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2. 切った野菜の上にヨーグルトと調味料をドサッと乗せます。あとで混ぜるので、適当で大丈夫。辛くしたいのであれば、ここで鷹の爪をチョキチョキ刻んで入れましょう。
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3. 全体をぐるぐるかき回したあとに、具のかさの半量程度まで水を入れます。記者はシャビシャビタイプが好きなので多めに水を入れますが、ヨーグルトの分量よりも多くならないようにしてくださいね。
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4. 炊飯器に入れてスイッチオン。火のとおりの早い野菜ばかりなので、通常モードで炊きます。大根やにんじんなど、根菜類を大きめに切って使うときは、「おかゆモード」にするか、できあがり後しばらく保温しておくと、中まで柔らかくなります。
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5. さあ、カレーのできあがり! ふたを開けて湯気がおさまったところで現れるのは、カレー色のおつゆに浮かぶ、くたくたになったお野菜と、薄いカレー色のポロポロしたヨーグルトの固型分。

見た瞬間「えっ……」となりますが、この分離したヨーグルトの固型分がキモなのです。キーマカレーのひき肉みたいな舌触りで、お肉は使っていないのに、なんとも満足感があるんですよ。

最初から炊飯器に入れているので、お野菜の色もちょっと微妙ですが、見た目の美しさよりも手軽さを優先しているので、目をつぶってくださいね。
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6. ごはんにかけて、完成です。今回は玄米ご飯にかけてみました。もちろん白米でも、麦ご飯でも、冷めたご飯でもイケます。とろみがないので、いわゆる日本のカレーとは違いますが、クミンシードやカルダモンを使えば、本格派のお味に。水気を多めにすれば、食べるスープのようにしていただくこともできるんです。
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このヨーグルトカレー、ひとつだけ問題点が。カレーが炊飯器を占領してしまうので、調理と同時にはごはんを炊けません。ご飯は忘れずに、先に炊いておいてくださいね。

執筆=綾部 綾(c)Pouch