ヒトデ型のモチーフがキュートなニットのクラッチバッグに、これからの季節に大活躍してくれそうなかごバッグ。東京のセレクトショップにフツーに並んでいそうなこれらのバッグは、すべて全国のおばあちゃんとおかあさんの手によって作られています。

バッグは受注生産で、デザイン、裁断、編み、縫い、仕上げまで手作業で行っているのだそう。温かみがあって、1つ1つに個性があるところが、大きな魅力となっているようです。

【高齢者の技術×若い世代のデザイン】

このたびクラウドファンディングサイト「Makuake」に「おばあちゃんとお母さんが編み上げる世界で1つのニットバッグ」プロジェクトを立ち上げたのは、編み物のバッグブランド「ビヨンドザリーフ」。

「高齢者の社会参加とモノづくり技術の継承」をコンセプトに2014年7月に生まれたブランドで、高齢者の編み物技術と若い世代のデザインを組合わせたオリジナルバッグを制作・販売しています。

【シェルパーツがめちゃんこ可愛い!】

「Makuake」にラインナップされているのはニットクラッチ、かごバッグ、石巻クラッチの3種類。近頃流行りの編み込みニットとシェルパーツが組み合わされば鬼に金棒、手に持つだけで、コーデがバッチリ決まる!

各バッグにちょこんと付いているのはオリジナルのシェルパーツで、本物そっくりなのに高級感もたっぷり、それでいて強度もあるらしく、臆することなくガンガン使えそうです♪ 

【どれもこれも魅力的…物欲が止まらないよ~!】

個人的に気になるのは、宮城県石巻市のおかあさんたちによって作られたという「石巻クラッチ」。アルパカ混毛糸を用いて手織りで作られているのだそうで、手触りはふんわりやわらか。爽やかなマリンカラーもイイ感じです。

だけどやっぱり、ニットクラッチもかごバッグも捨てがたい……。ああもう、ぜーんぶ可愛くって、どれにしようか迷っちゃう~っ。

【高齢者が社会とつながるため、そして被災地の雇用のため】

「ビヨンドザリーフ」代表の楠佳英さんによると、ブランドを立ち上げたきっかけとなったのはお義母さんの存在、とのこと。

夫も亡くなり子供たちも独立、1軒家に1人暮らし。寂しさを紛らわすように毎日編み物をする義理の母の姿を見て、自分の好きなことを通じて社会参加できたら、少しは孤独を和らげることができるのではないか、と思ったのだそうです。

また「東日本大震災の被災地に細く長い雇用を!」という考えも持っていた楠さんは、2015年に「石巻クラッチプロジェクト」を発足。今回の支援コースに登場している「石巻クラッチ」は、ここから生まれた商品なんですって。

バッグを手に入れることができる支援コースは、税込み1万3800円からとなっています。季節問わず1年中使えそうなデザインばかりですので、ビビッときたあなたは、ぜひともチェックしてみてくださーい☆

参照元:Makuake
執筆=田端あんじ(c)Pouch

▼ニットクラッチにはストラップチェーンがついています



▼かごバッグは春夏のマストアイテム


▼すべての商品に作り手さんの名前が入っているんですって

▼ぜいたくを言えば……全部欲しいっ