あたたかい春の季節にやりたくなること……それはピクニック!

外にレジャーシートを広げて、太陽の下で食事する、それがピクニック! たったそれだけのことなのに、食べ物のみものの美味しさも、楽しさも、いつもよりグングングーンとアップするリア充イベント! やりたいやりたいいますぐやりたい! たとえ独りでも!!

……だけど、陽の光の下で長く過ごすのがピクニック、乙女としては紫外線が気になってしまうのです。腕はカバー、顔はグラサンにマスクとフル装備すれば安心だけど、せっかくのピクニックなのに不審人物になるなんざナンセンス!

そんな紫外線との戦いに便利なのが「テント」。日にあたりすぎかなって思ったら、テントに入ればいい。だけどテントって重いし、組み立てるの大変。というか、そもそもテントなんて持ってなかった私。

ならば自分でラクなアウトドア用テントを作ってしまえ! と、頭をフル回転させた結果……たった600円でリア充感あふれるステキなテントが完成しちゃったのです★ きゃぴルン♪

……んが、最後にとってもショックなできごとが発生するという、いらないおまけがついてきました。

【100円ショップで揃う材料で作る】

アウトドア用テントを自作するにあたって、参考にしたのはアメリカインディアンの「ティピー」。伝統的な、円錐型のテントです。
https://www.instagram.com/p/BSYS1qhgAx5/?tagged=tipitent&hl=ja

本格的なものは無理なので、なんちゃって「ティピー」を目指します。必要なものを調べると、だいたいこんな感じ。
・支柱になる棒 5本
・滑り止めシート 1枚
・ボンド
・ガムテープ
・紐
・大きめの布(シーツ)

手元にない資材を買うべく向かったのは、100円ショップ「ダイソー」。150センチの「園芸支柱」5本と「滑り止めシート」1枚を購入、かかった金額は648円です。

園芸支柱は、土に刺さりやすいように先が少しとんがっているのでテントにぴったり。さあ、テントを作ってみます!

【意外と簡単に完成しました】

園芸支柱の上部に、滑り止めシートを巻きながらボンドで固定します。そして滑り止めシートの上から紐で束ね、支柱がバラバラにならないように固定。

この束ねた園芸支柱を程よく広げていくと……テントの骨組みが完成。ここに大きめの布を巻きつけて、風に飛ばされないようガムテープで貼り付ければ、できあがりです!

妄想ぎみに頭に思い描いていたテントが(意外と簡単に、しかもとってもお安く)完成しちゃった!

うれしくて周りの人に自慢すると「邪馬台国の家?」なんて言われました。んもー失礼しちゃう! きっとこれは公園で広げたら素敵に無敵になるはずなんだからっ。

【あふれでるリア充感】

いざ、公園で広げてみると……なんと快適なことでしょう! この日は風が強く肌寒かったのですが、荒れる風にもテントは倒れることなく、寒さもそこそこしのげました。

さらに、布でできたテントと自然あふれる緑の公園、これがベストマッチな組み合わせなんですよ。自作テントで快適に過ごす私、これはもう自然派オシャレ上級者にしか見えない。

これ、インスタグラムでよくみるキラキラ感がめちゃんこ出ているよ! たとえひとりぼっちでも十分充実しているよ〜!

【子供がやってきた…が!!】

しかし生まれて初めてのひとりピクニック、正直ちょっとさみしい気持ちになってきました。なので、ピクニックをしている家族連れの少し近くでテントを広げました。簡単に畳めて、簡単に再設置できるのも、このテントのいいところ。ささっと移動完了です。

すると、「それなに〜?」と3歳くらいの男児が笑顔でこっちに向かって走ってきました。君はわかるんだね、この快適空間のよさ!

このテントの素晴らしさ!!

オシャレテントってやつを!!!

少年を迎え入れしようとしたその時、後ろからパパらしき方が追いかけてきて「ダメダメダメ!」と子供をはがいじめ。家族連れはシートをたたみ、どこかへ行ってしまいました。

え……もしかして私、怪しかったの? オシャレテントじゃなくて、邪馬台国の家に見えたのかな……。

※風の強い日は設置をするのをやめましょう
※テント設置禁止の公園が多いのでピクニックに行く際は事前に調べましょう

撮影・執筆=百村モモ (c)Pouch

▼このあと、むちゃくちゃ寝た