
【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。
今回ピックアップするのは、英国映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』(2017年8月26日公開)です。
どん底生活のストリートミュージシャンが、猫との出会いで人生を大きく変化させた実話を映画化。猫のボブが可愛いのはもちろんですが、人生を変える力を持っているとは! 英国のキャサリン妃も大絶賛した、夢と希望と愛がつまった作品です。
【物語】
ストリートミュージシャンのジェームズ(ルーク・トレッダウェイ)は、その日の食べ物にも困るような貧困生活を送っていました。そんなときに友だちにもらったヘロインを摂取してしまい、病院へ担ぎ込まれます。
孤独で頼る人もいない彼のため、更生担当者のヴェラ(ジョアンヌ・フロガット)は、彼に住む場所を用意してあげます。感謝しながら生活を立て直そうとするジェームズ。
そんな彼のもとに茶トラの猫がやってきます。その猫がジェームズに人生をやり直すチャンスをくれるのです。
【本物のボブが映画で熱演!】
この映画の原作は、2012年に出版された本『ボブという名のストリート・キャット』(原題:A Street Cat Named Bob)。この本はたちまちベストセラーになり、今では世界30か国で出版されています。日本では2013年に辰巳出版から発売され、2014年には続編『ボブがくれた世界 ぼくらの小さな冒険』も出版されています。
またテレビ番組「奇跡体験!アンビリバボー」(フジテレビ系列)でも取り上げられ、「奇跡を運ぶノラ猫★人生ドン底男とのキズナ」として放映されました。
何気に日本でも有名だったノンフィクションなのですが、実はボブ、自分の役で映画出演しているのです。訓練を受けた役者猫ではないのに、いい表情、いい演技。ジェームズの肩に乗っているときなんて「ここがボクの場所」という顔だし、ジェームズとハイタッチするときの可愛さったら!
人見知りもしないし、人に囲まれても、写真撮影されても動じないボブは、メンタルが強い猫なのですね。だからジェームズを支えられたのかもしれません。
【人生に幸運をもたらすヒントがつまってる映画】
『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』の魅力は、ボブだけではありません。ジェームズは数々の困難を抱えた末にホームレスになってしまうのですが、だからといって麻薬に溺れてもいいわけはなく、薬に手を出してしまったのは彼の心の弱さです。
しかし、なかなか更生できなかったのは、親にも見捨てられ、心のよりどころを見つけられず、人生を諦めていたからかもしれません。
そんな彼を最初に救ったのは更生担当者のヴェラで、生きる希望となったのは迷い猫のボブです。ボブが怪我をしたとき、持っているお金すべてを使ってボブのための薬を買ったことが、彼の人生を前に向かって動かしたのではないかと思います。
「誰かの為に」そう思える相手と出会えたことは大きい。人生を豊かにするのは、自分を必要としてくれる誰かの存在と交流。それが幸運を引き寄せたのではないでしょうか。
【ガツガツしないジェームズの人生】
ジェームズは新聞に取材されたことをきっかけに本を出版することになるのですが「ボブと自分が生活できるくらいのお金があればいい」と謙虚です。決して「ビッグになるぜ!」とは言わないし、大きな成功を夢見ていません。ガールフレンドと良好な関係を築くことや、父親との和解など、ささやかな幸福を願っています。
そういうジェームズの物語だからこそ、原作本は世界で500万部を超えるベストセラーとなったのでしょう。ちなみに原作、映画ともに「成功の秘訣」は描かれていません。ドン底生活から、ボブとの出会いを経て、ささやかな幸福を掴んだ男のノンフィクションです。
ジェームズは本の印税で家を購入できたそうですが、慈善事業家として動物保護やホームレス救済団体に寄付したり、地道な活動をしているそうです。
普通の感覚を失わず、成功しても過剰な野心を抱かずに、等身大の自分を大切にするジェームスの良さが、この映画ではとても魅力的に描かれています。演じるルーク・トレッダウェイも素晴らしいです。
ちなみに、本作のプロモーションでジェームズとボブは来日していたそうです。知らなかった……。トークショー&サイン会行って、ボブとハイタッチしたかった!
この映画を見たら、絶対にみなさんもそう思うから。猫好き&人生の迷い人必見の激オシ映画です。
参考リンク=辰巳出版、奇跡体験!アンビリバボー
執筆=斎藤 香 (c) Pouch
『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』
(2017年8月26日より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー)
監督:ロジャー・スポティスウッド
出演:ルーク・トレッダウェイ、ルタ・ゲドミンタス、ジョアンヌ・フロガット、アンソニー・ヘッド、キャロライン・グッドオール、ベス・ゴダードほか
(C)2016 STREET CAT FILM DISTRIBUTION LIMITED ALL RIGHTS RESERVED.
▼映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』予告編





レオナルド・ディカプリオのダメ男っぷりが最高な映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』!私、これを2025年の最高傑作と言ってもいいと思います
「ミニオン」がコップにフチると超可愛いって知ってた? めいっぱい飾って “うじゃうじゃ感” を演出しちゃお☆
映画「ミニオンズ」のボブがPCクッションになりました♪ アームレストは大好物のバナナの形なんだよ!
ローソン新商品・ミニオンの「バナナクリームまん」が可愛すぎてツライ…ボブのお顔をバッチリ再現してます
アフロヘアに2インチの筆…「ボブの絵画教室」が帰ってきたーッ!! と思ったらAdobeが作った高度なパロディ動画だったでござる!
年末年始においしいものをたくさん食べたあとは、「整え鍋」にお世話になろう!あすけん監修の目的別レシピ🍲
戦う大人たちよ、サンリオコラボの「バブみ湯」を手にするのじゃ( ˘ω˘ )バスタイムがもっと幸せになる入浴剤が花王にあるぞ❣️
【小さくて可愛いパン】新宿三丁目の「ちいパン」なら少しずついろんな種類のパンが1人でたのしめる!心がときめくかわいいパンをテイクアウトしてみたよ
「こたつ」ってなくても困らない、けれど一度知ったら戻れない。最新こたつ情報まとめ9選
プレミアムな映画館で1600円するフライドポテト🍟と坂本龍一インスパイアのモクテル🍸を飲んでみた
【夜の4コマ部屋】よいお年を2025 / サチコと神ねこ様 第2554回 / wako先生
ねぇ、クレープ食べに行かない? いますぐ食べに行きたくなる🤤最新クレープ情報まとめ
【夜の4コマ部屋】クリパ2025③ / サチコと神ねこ様 第2553回 / wako先生
お友だちや同僚に配りたくなるかわいいプチお年賀まとめ5選!自分用にも買っちゃおっかな〜✨
東京&大阪で 「リカちゃんのON/OFF展」開催♪なんと人気クリエイター「現実を生きるリカちゃん」とのコラボ展示もあるらしい!
【夜の4コマ部屋】チーム作ろう!2 ⑦ / サチコと神ねこ様 第2544回 / wako先生
【夜の4コマ部屋】チーム作ろう!2 ⑥ / サチコと神ねこ様 第2543回 / wako先生
ヨックモックの限定クリスマス缶は完売必至🎄ホリデーシーズンの手土産に「ヨックモック クリスマス コレクション2025」を今すぐチェック!
【夜の4コマ部屋】チーム作ろう!2⑫ / サチコと神ねこ様 第2549回 / wako先生
お茶を作って冷蔵庫に常備している皆さん!HARIO 「むぎちゃん」をお迎えすれば小さなストレスを解消してくれるぞ!
日本に4店舗しかないフランス紅茶専門店の「ロイヤルミルクティーソフト」を全力でおすすめしたい🍦あなたも芳醇な味わいのトリコに…♡
サーティワンのよくばりフェスの楽しみ方🍨10ポップを注文する前に “あるもの” を用意しておくと幸福感がUPするぞ…♡
全国に2店舗しかないフィナンシェ専門店「BEAN to FINANCIER」が手土産にぴったりすぎる!【#舞台女優の手土産リスト】
あじさいシーズン到来💙週末にふらっと遊びにいきたい「絶景あじさいスポット」10選
人気キャラが「オトナなハロウィン衣装」に!? 「ね、簡単でしょ?」のあの人をイメージした大胆コスプレも☆
ママがスーパーヒーローで、パパがワンオペ育児に大苦戦!? 『インクレディブル・ファミリー』は2018年公開作のベスト10に入る傑作です
【ちょっとイイ話】へそくり約90万円を隠しておいたシャツをうっかり古着屋に寄付! 妻を旅行へ連れていくために貯めていたのに…さてどうなる!?
ある共通点から生まれた奇跡のコラボ「ドムドムハンバーガー×スポンジ・ボブ」🍔カラフル&ポップに交じり合ってます
自分の手を筆代わりにしてお絵描き!「ね、簡単でしょ?」のアノ人を彷彿とさせる手法で絵を仕上げていく男性
お天気中継で珍事件が続々発生!? 「突然のバイト」「子犬乱入」などハプニング続きに…
【破壊力強すぎ】「ボブの絵画教室」のボブ・ロスがなぜか! 女性用パンツになったよ! しかもけっこう高額という誰得すぎる話
ローラの黒髪ボブ姿が別人みたいだけどめちゃ美人だと話題に / Instagramの声「お人形さんみたい」「何してもかわいい」
「sweet」3月号の付録はミニオンファン必見! ティムのチャームは大小セットでそろえたい可愛さです♡
ディズニー映画『シンデレラ』の主演女優リリー・ジェームズに直撃インタビューしてきたよ!
【本音レビュー】『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』はダニエル・クレイグが演じる最後の作品に! エンドロールは最後までみてほしい、なぜなら…!
コメントをどうぞ