人生で大切なことを教えてくれる「ことわざ」。普段はあまり気にしないかもしれないけど、いざというときにその意味がよーくわかることってありませんか?

今回は、日本最大級のQ&Aサイト「教えて! goo」から、「ことわざって本当だなあ~とつくづく感じたこと」についてのQ&Aをご紹介します。

【今回の質問】

昔、約束の時間に遅れそうになって、電車では無理なので一縷の望みをかけてタクシーに飛び乗りました。これなら多少の遅れで済むと思っていたら、もう少しというところで全然進まなくなりました。何かと思ったらデモ行進! イライラしながら待ちましたけど、結局あきらめて、真夏の暑い盛りに残り1.5kmほど走りました。
そのとき「『急がば回れ』だなあ」とつくづく思いました。皆さんは、そんな「ことわざって本当だなあ~」と感じた経験はありませんか。
(be-quietさん)

【回答者さんたちからのお答え】

■あわてたら結局遠回り……

私も「急がば回れ」ですね。過去の仕事でもプライベートでも失敗したときの原因を考えてみますと、ほとんどが準備不足で慌てたときに起こしており、結局、遠回りになるという結果です。
(atoritaitiさん)

「急がば回れ」は、日常生活で実感する人が多いかもしれませんね。私も渋滞にハマって焦っているときなど、慌てないようにしています。

■どうしてあのとき

「後悔先に立たず」。どうしてあのときに行動を起こさなかったのだろう、どうしてあのときに言わなかったのだろう(職場の人間関係トラブルがあったもので)。ずーっとこればっかり考えてしまった自分がいました。要は、自分の責任なんですけどね。
(gonta333さん)

これも本当にそうだな~と思いますね。だから私は後悔しないよう、やってみたいことはできるだけチャレンジするようにしてます。それで失敗したり、恥をかいたりしたことも多いけど……やらずに後悔するよりはいいはず! と自分に言い聞かせてます。

■上司との会話で

「馬の耳に念仏」「のれんに腕押し」、日々、上司との会話で実感しております(苦笑)。
(seagenさん)

上司に何を言っても、少しも効果や手ごたえがないっていうことですね。働く女子は日々実感しているかも?

■ベッドへ向かう途中

「一寸先は闇」。夜眠る前、裸眼でベッドへ向かうときに、部屋のドアが半分開いていて顔を打ちました。ひどく痛く、一瞬、顔が切れたかと思いましたが、ドアも顔も無事でした。裸眼だと視力が0.05ぐらいなのでよくぶつかったり転んだりします。
(tipsさん)

文字通りの「一寸先は闇」ですね! 先のことは予測ができないから気を引き締めようということわざですが、闇の先に光があることもあります。希望を失わず生きることが大切、という意味もこめられているのかもしれないなと思います。

■うまいこと言うなぁ

「好きこそものの上手なれ」。このことわざがなんとなく好きです。それにやっぱり好きなことって、上達があきらかに違いますよね。うまいこと言うなぁって思いました。
(naonao2150さん)

好きなことならどれだけ大変でも、時間がかかってもやりますもんね。「好き」っていう気持ちは、なんにしても大切なんでしょうね。

■甥っ子の成長は自分のおかげ?

甥っ子が明るく素直に育ち、就職も決まったようです。小さいころからよく遊んであげた俺のおかげだなぁ、きっと。「反面教師」、納得!
(ydr0500さん)

回答者さんは悪い見本!? いやいや、遊びも勉強もバランスよくがんばったから立派な社会人になれたんですよ、きっと!

■隠したつもりが……

「頭隠して尻隠さず」。同僚にヘビースモーカーがいます。会社では所定の場所以外は禁煙になっています。同僚は所定の場所以外でも隠れてコソコソ吸っていますが、煙と臭いでバレバレです。本人は隠れているつもりでも「タバコ隠して煙隠さず」状態になっているのが面白いです。
(noname#65850さん)

うまく隠したつもりがバレバレだった同僚。まさに! っていう感じが笑えますっ。

■幸せ? 不幸せ?

「禍福(かふく)は糾える(あざなえる)縄のごとし」、これですね。いいときもあるし、悪いときもある。悪かったけど、それが結果的に次につながったりして。「人間万事塞翁(さいおう)が馬」もあるけど、こっちのが好きですね。
(tombanさん)

「禍福は糾える縄の如し」は幸せと不幸せは表裏一体、「人間万事塞翁が馬」は幸せや不幸は予測できないという意味ですね。どちらも「幸せ」を考えるときに実感しますね。

■迷ったら飛び込んでみよう!

「案ずるより産むが易し」。出産前はちゃんと子育てできるのか、仕事に復帰する前はちゃんと育児と仕事の両立できるのか、いろいろ心配でしたが、産んじゃえばもう自分がやるしかないって感じでなんとか子育てしています。仕事に復帰しても、予想してたよりちゃんと両立できてる(つもり)気がします。始める前にああだこうだ心配しててもしょうがないなと思いました。
(a-san0124さん)

私も始める前にあれこれ考えて、タイミングを逃しちゃうことが多いんですよね。でも、やってみたら案外簡単にできちゃったり、うまくいったり。新しいことにトライしようと思っている人には、背中を押してくれることわざかもしれませんね。

いろんな回答がありましたが、皆さんそれぞれに実感していることわざがあるようですね。このほか「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」「他山の石」「無い袖は振れぬ」なども寄せられました。

ちなみに私が本当だなと思うのは「住めば都」です。うちは転勤族でよく引っ越ししてて、どこに行っても最初は「やっていけるかな」って不安になるんだけど、慣れたら居心地よくなって最後は大好きな場所になるから。そして「泣きっ面に蜂」ですかね。つらいことがあって家に帰って泣いてたら、タンスの角に足をぶつけて涙! 不幸って重なるんだなと思いました……。

Pouch読者の皆さんの「本当だなあ~」と感じたことわざって、なんですか?

参照元:教えて! goo 「ことわざって本当だなあ~とつくづく感じたこと」
執筆=シナモン (c)Pouch / 画像 (c)Pouch