「生まれ変わっても、現在のパートナーと一緒になりたいですか?」恋愛に関するアンケートでよく見かけるこの質問に、さてあなたならどう答えるでしょうか?

PGF生命が、20歳から79歳の男女2000名を対象に行った「人生の満足度に関する調査2017」によると、恋人もしくは配偶者がいる人(1354名)に、「生まれ変わっても今のパートナーと一緒になりたいと思うか」という質問をしたところ「なりたい」と答えた人は45.0%だったそう。(『絶対に』と『どちらかといえば』の合計。以下同じ)

反対に「一緒になりたくない」と答えた人は19.4%(『絶対に』と『どちらかといえば』の合計。以下同じ)、「どちらともいえない」と答えた人は35.6%で、全体の約4割半が「生まれ変わっても一緒になりたい」と考えていることがわかったんですって。

おお! この結果、わたしが予想していた数字よりもはるかに多い~!(もっと少ないと思ってました)

【「一緒になりたい」もっとも多いのは20代】

わたしが注目したのは、性年代別の結果です。

グラフを見ると「一緒になりたい」と答えた人がもっとも多かったのは20代。男性で70.0%、女性で64.7%と、断トツで高い数字でした。これが30代、40代、50代と進むごとにどんどん減っていくのは興味深いものがあります。

また「一緒になりたい」と思う女性の数は年齢を経るごとに減っていくにもかかわらず、男性は60代・70代になってからグンと増えているところにも、感慨深いものがありますね……。

【男女間の「すれ違い」がそこかしこで見られます(泣)】

続いて地域別のグラフを見ると、「一緒になりたい」と答えた人の割合において男女間で大きな差があったのが、「近畿」そして「中国・四国」地方だったようです。

「近畿」では男性の58.2%が「一緒になりたい」と答えていたのに対し、女性は36.0%で、他の地域に比べると男女の差が大きいみたい。

その反対に「中国・四国」では、男性が27.2%と全国で最も低かったにもかかわらず、女性は44.3%で、他のエリアよりも高い割合で「一緒になりたい」と答えていたようです。ああ、またここでもすれ違ってるわ……。

【「永遠の愛」のために必要なことってなに?】

永遠の愛を願えるか、否か。「PGF生命」の調査資料によると、このあたりの分かれ目となるのは、「優しさ・思いやり」「家族への愛情」「頼れる関係性」のようです。

「相手のどのような点に満足しているのか」という質問について、「一緒になりたい」層(610 名)と、「一緒になりたくない」層(262 名)を比較してみると、「満足している」と答えた割合の差が最も大きい項目は「優しさ・思いやりがある」(『一緒になりたい』層71.5%、『一緒になりたくない』層11.5%)で、60.0ポイントも差がつく結果に。

ついで割合の差が大きいのは「家族を大切にする(45.1ポイント差)」「相談できる(34.7ポイント差)」「頼りがいがある(32.9ポイント差)」となっていて、かなりの差が開いているみたいです。

パートナーとの関係を考えるにあたって、「優しさ・思いやり」「家族への愛情」「頼れる関係性」はかなり重要だといえそうです。

【「一緒になりたくない」派代表、40代女性の意見】

この結果について、今年で結婚歴18年、3人の子供を持つ40代の女友達に話を聞いてみたのですが、「わかる!!!!! ちなみにわたしは一緒になりたくない!!!!!」という力強い言葉が返ってまいりました。

友人いわく、

「相手の状況だとか思いだとかを考えずに、 “俺を大切にして!!!” って気持ちばかりを押し付けてこられると、そのたびに “好き” が減っていく。あと、協力するのではなく “やってやってる” という感じで不満げに家事をされると、これまで1つも思いを共有できてこなかったんだな……って、絶望的な気持ちになるよ」

とのこと。けれども「子供のために頑張っている姿や、いざというとき “一家の長” として率先して行動してくれたりすると、愛情を感じることができる」とも語っていました。

やはり永遠の愛を実現させるには、「優しさ・思いやり」、「家族への愛情」、「頼れる関係性」が必須なようですね……!

参照元:プレスリリース
執筆=田端あんじ (c)Pouch