2017年「新語・流行語大賞」の年間大賞に輝いたのは「インスタ映え」。ネットはもちろんテレビでも連日取り上げられていましたし、1年を振り返ってみると、まさに今年ならではな言葉だったのではないかと思います。
だけど……「インスタ映え」を意識しすぎて、インスタありきの行動になってしまうことは慎むべきなのかもしれません。
【男性は恋人に「〇〇」してほしくない】
参考にしたのは、ジュエリーブランドを運営する株式会社ザ・キッスが全国の20歳から29歳の未婚男女1000名を対象に行った「いまどき20代の恋愛・カップルに関する調査2017」。
こちらによると、男性が選んだ「恋人からされたら嫌なこと トップ10」の8位に、「デート中にSNS用の写真ばかり撮る」(21.7%)がランクインしていたんです。
【2人とも同じ価値観ならいいのだけれど…】
せっかくのデートなのに、どこかに立ち寄るたびに写真をパシャリ。ご飯を食べるその前に、ハイチーズ。
「いますぐSNSに載せたい」「インスタ映えする写真を撮影したい」という気持ちは止められないし、その人にとって大切なことだということはよくわかります。だけどもしも、デート相手がそういったことに興味を持たない人である場合は、置いてきぼりにしないという心配りが大切なのではないかと思うんです。
そしてこれはデートだけでなく、相手が友人や家族である場合でも同じことが言えるのかも……。
【インスタにまつわる「ちょっと悲しかった話」】
「インスタ映えで少し残念な思いをした」と話してくれたのは、 Pouch 編集部の20代女性スタッフ。
「インスタ好きの友達と旅行してたら、ず〜〜〜〜〜〜〜〜っと撮影してました。風景や私よりもスマホを眺めている時間のほうが長かったと思う。寂しかったなぁ……」
実はわたしにも似たような経験がありまして、「一緒にいる意味、あるのかなぁ」と、ちょっぴり寂しい気持ちになったものです。
誰かと一緒にいるときくらいは、その場を一緒に楽しむこと。自分の世界だけに入りすぎず、互いにコミュニケーションを取ること。そういった姿勢を持つことで、 “2人で過ごしている” という感覚を少しでも共有できたらいいな……。
わたしはそう考えるのですが、さてみなさんは、どう思うでしょうか。
【「男性が選んだ 恋人にされたら嫌なこと」の約半数がスマホ関連】
ちなみに「デート中にSNS用の写真ばかり撮る」と同率8位だったのは、「LINEの返信が遅い、既読スルー」。
6位には「いつもスマホばかり見ている」(30.4%)、そして7位には「相手のスマホをこっそり見る」(22.9%)が入るなど、スマートフォン関連の項目が10個中4個もあったのが印象的でした。
【「女性が選んだ 恋人にされたら嫌なこと」との違いとは?】
一方で、女性が選んだ「恋人にされたら嫌なこと トップ10」には、男性篇でランクインした「デート中にSNS用の写真ばかり撮る」も「LINEの返信が遅い、既読スルー」も見当たらず。
6位に「いつもスマホばかり見ている」、7位に「相手のスマホをこっそり見る」が入っていること。2位が男女ともに「バカにしたり、上から目線で話したりする」であることなど、共通している部分はいくつもあるのに、この違いは非常に興味深かったです。
人間が持つ価値観は1人1人違うので、いつの世も、こういった悩みは尽きないように思います。ですがせっかく大好きな人と一緒にいるのだから、できるだけ不快な思いはしたくないし、させたくないものですよね。
参照元:プレスリリース
執筆=田端あんじ / 画像=Pouch編集部 (c)Pouch
▼女性が選んだ「恋人からされたら嫌なこと」1位は「店員に横柄な態度をとる」でした*そのほかのランキング結果は参照サイトをチェック!
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