本当に美味しい土産は、地元民が知っている!

旅行に行けば行くほど迷ってしまうもの……それはお土産! なんでこんなにお土産があるんだYO!! 雑誌のお土産ページが見開きで何ページもあるYO!!

そんな迷える子羊のためにあるのが、Pouchの「地元民が本当にオススメする土産シリーズ」なのだ★ 雑誌やテレビでもなく、手みやげの達人でもなく、地元民がガチで愛するお土産とは……?

今回ご紹介するのは鹿児島の郷土菓子『両棒餅』です。

【推薦者:「鹿児島では有名です」】


オススメ土産:両棒餅(ぢゃんぼもち)
推薦者:鹿児島出身 泊さん
推薦文:両棒餅「ぢゃんぼもち」と読みます。磯海水浴場(繁華街からもっとも近い海水浴場)の近くに3店舗ほど販売しているお店があります。お餅に短い竹串が2本刺さっていて、甘めのしょうゆだれでからめてあります。鹿児島では有名です。

現地では、本家中川家と平田屋の両棒餅(ぢゃんぼもち)が有名とのこと。しかし、東京でゲットするのが難しいので、今回はアンテナショップ「かごしま遊楽館」の2階に併設されたレストラン「遊食豚彩いちにいさん」で、両棒餅(ぢゃんぼもち)を食べてきました!

【そもそも両棒餅(ぢゃんぼもち)とは?】

生まれて初めて聞いた両棒餅。いったいどんなモチなの? ジャンボってことは、大きいの? そもそも、普通のお団子だと串は1本なのに、なぜモチに2本も串が必要なの?

調べてみるといろいろな言い伝えがありますが、武士が大・小1本ずつ刺している刀のことを鹿児島弁で「両棒(ぢゃんぼ)」と呼び、モチに2本の竹串が刺さっている様子と、武士の様子が似ていることから、両棒餅(ぢゃんぼもち)と呼ばれるようになったそうです。

【液体手前のようなモチとろ感!!】

注文して現れたのは、米の香ばしい匂いがたまらない、焦げ目がついたひとくちサイズのおモチ。別添えされているタレに絡めて食べるそうです。

「武士の姿からー」なんて言うもんだから、てっきり勇ましいスイーツなのかと思いきや……!

見た目からは想像できないくらい、めっちゃトロッとして柔らかい! 武士というより、まるで赤ちゃんみたいなモチです。

あまりにも柔らかい餅なので、串が1本では心許無いから2本刺さっているのでしょう。

それにしても液体一歩手前感がハンパない。モチの表面がこんがり焼けているから、かろうじて形が保っていられるのかなと感じました。

【とにかく濃厚なタレ】

焼きたてのおモチをタレにたっぷり絡めていただくと……お焦げの香ばしさに負けないくらい、濃密な甘しょっぱいタレがとっても合う!

タレの味はお店によって違うそうで、アンテナショップでは濃厚な味噌と醤油と、きな粉の味がしました。

そして、表面を歯で軽く噛んだ瞬間にあふれ出すモチが、これまたとっろ〜ん♪ こんなに歯がいらないようなモチはあるのでしょうか(いちおう噛むけど)。

【鹿児島は、2018年大河ドラマの舞台だよ!】

鹿児島は2018年大河ドラマ「西郷どん」の舞台です。ゆえに大河ドラマ効果で多くの人が鹿児島に旅行することでしょう。

ぜひその時は、両棒餅は食べて欲しい。そして私も食べに行きたい……!

参考リンク:遊食豚彩いちにいさん
撮影・執筆=百村モモ

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