たった1人で幼い子どもたちを連れて、電車や飛行機に乗るのは、大変な苦労を要するもの。4歳と1歳の子を持つわたしの友人も、「せめてどちらかが眠っていてくれないと地獄」とこぼしていたっけ……。

フェイスブックユーザーのジェシカさんは、ある日のこと、生後4カ月の息子・アレキサンダーくんと3歳の娘・キャロラインちゃんを連れて飛行機に搭乗しなければならなかったようなんです。

ところが、初めての飛行機に驚いてしまったのか、小さなアレキサンダーくんが泣き叫び始めてしまったからさあ大変!

【心が折れそうになったところ…救世主が現れた!】

これにつられてしまったのか、飛行機に乗る前には興奮していたキャロラインちゃんも、不機嫌になって叫ぶわキックして暴れるわの地獄絵図に。「降りる! 行かない!」とごねる娘を見て、「もう降りるしかないかな……」と一時は諦めかけたいいます。

ところがここに、救世主が現れたんです!

キャロラインちゃんの飛行機のベルトを締めようとしたその瞬間、アレキサンダーくんのほうに手を伸ばしてくれたのは、偶然並びのシートに乗り合わせていた1人の男性

トッド(Todd)さんという名前のその男性は、ジェシカさんがキャロラインちゃんの世話をしている間、ずっとアレキサンダーくんを抱っこしてくれてたそう。その後もキャロラインちゃんと遊んでくれたので、アレキサンダーくんにご飯をあげることもできたのだと、ジェシカさんはフェイスブックで語っています。

【降りる頃には「親友」に】

飛行中は、キャロラインちゃんと一緒にぬり絵をしたり映画を観たりしていたというトッドさん。会話を楽しみ、時には窓の外の景色を眺めたりしながら交流を深めていき、目的地に着くころにはお互い “親友” になっていたそうなんです。

ジェシカさん一家とトッドさんは、驚くことに乗り継ぎ先もおんなじだったとのこと。

そのため降りる際もずっとジェシカさん一家を手伝ってくれて、次のゲートまで連れていってくれただけでなく、次の飛行機では座席変更までして付き添ってくれたというんですよ。

【トッドさん「家族が親切にしてもらったことがあったから、自分も」】

一体なぜそこまで献身的にしてくれたのかというと、トッドさんには妻と2人の息子がおり、彼らも見知らぬ人に親切にしてもらった経験があったから。

「親切には親切で返す」という行為は、できそうでなかなかできないものです。しかもここまでやってくれる人なんで、そうそういませんよねぇ。ふおお、いい人すぎて泣いちゃう……!

ちなみに……ジェシカさんはトッドさんにまた会いたいと、しばらくの間、フェイスブックで情報を呼び掛けていた模様。努力の甲斐あってか、トッドさんの妻とコンタクトを取ることに成功したそうですよ。これでまた “親友” に会えるね、キャロラインちゃん♪

参照元:Facebook
執筆=田端あんじ (c)Pouch