こんにちは。下町ライターの大村タマです。
今回紹介するのは、東京都のディープタウンとの呼び声高い足立区北千住に2017年の夏にオープンした劇場&カフェ「北千住BUoY(ブイ)」です。
20年以上廃墟のままだったという元銭湯とボーリング場をリノベーションしたというから、かなりカオスな空間かも……!
【元銭湯&ボーリング場の廃墟】
なんでもここは、東京オリンピックと同じ1964年に建てられた築50年超の建物で、地下にはその昔、銭湯(サウナという説も)があったそう。
そんな、何かが見えてもおかしくない、廃墟そのものだった物件が、2階はカフェとギャラリー、地下は劇場という空間に生まれ変わったのが「BUoY」なのです。
芸術監督をつとめる岸本佳子さんによると「アートを通して予想できない出会いや発見を提供できる場所として生まれ変わらせよう」と、設立を決意したのこと。
【廃墟の持つ空気を生かした内装】
リノベーションを担当したのは、20代の新進気鋭の建築家、佐藤研吾さん。廃墟の面影を残したコンクリートむき出しの空間に、木のカウンターや舟のような巨大ベンチ、大きな扉などが出現しています。
【劇作家の考案したコーヒーを楽しめるカフェもあります】
常設のカフェでは、ゆかりのある劇作家が考案した「読み上げるコーヒー」(400円)などのメニューがあり、ハンドドリップのコーヒーを楽しむことができます。なんとも不思議な名前ですが、バリスタのその日の気分やイメージを起こした、日によって違ったオリジナルの抽出レシピになっているんだとか。
また、お店から徒歩30秒のしぶ〜い老舗甘味処「福寿園」とコラボレーションした「黒蜜ときなこのアイスクリーム」などのおやつメニューも。
【廃墟のままのようなギャラリーと劇場は独特の空気】
同じく2階には「まだ工事中?」と思わせる、ところどころ床や壁などが剥がれたままのギャラリーがあり、時期によってさまざまな展示を行っています。
また、地下には、銭湯のバスタブが残る劇場があり、新進気鋭の劇団の公園が手頃な価格で鑑賞することができます。まさに、文字通りアンダーグラウンドな劇場…。
いかがでしたか? 廃墟の中に迷い込んだような、非日常を満喫できる「北千住BUoY」。この夏のおでかけの予定に、ぜひ加えてみてはいかがでしょうか。
【今回訪れたお店】
北千住 BUoY
住所:東京都足立区千住仲町49-11
カフェ営業時間:木曜・金曜14時〜19時 土曜・日曜13時〜18時
カフェ定休日:月曜・火曜
※公演などの情報はHPを参照ください。
画像提供:北千住 BUoY
執筆:大村タマ(c)Pouch
▼北千住駅から徒歩約10分。少し目立ちにくいこちら扉が入り口です。
▼変わったモチーフの大扉。2F奥には会員専用のシェアアトリエも併設されています。
▼演劇だけでなく、ダンスのパフォーマンスやファッションショー、詩の朗読会など、さまざまなプログラムが実施されています。
▼カフェのスペースでは、地域に開かれた「子ども食堂」が実施されることも。(子ども:無料、大人:300円)
北千住BUoYで毎週月曜夕方に開店する西田さんの子供食堂!カレー上手い! pic.twitter.com/WbxyHNyvPh
— Kengo Sato 佐藤研吾 (@kengo_sato) June 18, 2018
BUoYで行われる公演への差し入れ人気NO.1の団子屋🍡福寿園さんとコラボした「黒蜜きなこアイスクリーム」が新登場!福寿園さんは、BUoYを出て右へ30秒(近い)ちらし寿司やおにぎりもオススメだったりします🍙 #buoyカフェ (hsm) pic.twitter.com/mPeJRdRwfw
— 北千住BUoY (@buoy_tokyo) March 30, 2018
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