台湾・高雄市にあるレストラン「J.C.co Art Kitchen」には、世界でも類を見ない、非常に珍しいアイスクリームがあるんです。
一体なにが珍しいのかというと、その見た目! アイスクリームのビジュアルはワンコそのもので、あまりにリアルすぎて一見しただけではアイスクリームには見えません。
いざアイスクリームを前にすると、ワンコにうるうるとした瞳でじーっと見つめられているようで、食べるのをためらってしまうことは確実。しかしSNS映えすることは間違いなく、インスタグラムにはアイスの写真がたっくさん! 連日多くの人が足を運んでいるようなんです。
【味はフツーに美味しそう】
ワンコアイスのモチーフとなっているのは中国の広東省原産の闘犬用犬種 “シャー・ペイ”。
NewsweekがYouTubeに投稿した映像によれば、 “シャー・ペイ” アイスの味は、ピーナッツ・チョコレート・ミルクティーの3種類。
シリコン製の型にアイスを入れて成型し、その後は手作業で造形を整えていくため、1日あたり販売できる量は100個まで。なんと5時間を費やして完成させているといいます。
【なぜだか複雑な気持ちになるな…】
実際にお店を訪れ、 “シャー・ペイ” アイスを注文した方のインスタグラムを見ると、アイスは手のひらに収まるサイズのお皿で提供されているよう。
中には大胆に頭からガブッと食べる人の姿もあって、思わず「ああっ!!」と声が漏れ出てしまいます。一方では愛犬と並べて写真に収めている人たちもいて、なんだか複雑な気持ち……。
【お客さん「申し訳ない気持ちになる」】
BBC Newsが行ったインタビューによると、案の定、お客さんの一部も複雑な気持ちになっていたようで、
「イキイキして見えるので、申し訳ない気持ちになる。本物の犬が横たわっているみたいだし」
「切れ目を入れるとまるで犬を傷つけているようで、ごめんねと思う」
「本物の犬に見つめられているみたい」
といった具合に、ほんの少し罪悪感にさいなまれることだけはたしかなようです。実際に食べてみたいような、でも食べたくないような、まるで “試されている” かのような気持ちになるアイスクリームですね……!
参照元:Instagram @j.c.co_art、Facebook、Instagram J.C.co Art Kitchen 藝術餐廚、YouTube、BBC News
執筆=田端あんじ (c)Pouch
コメントをどうぞ