ご祝儀袋などに用いられている飾り紐 “水引” は、長野県飯田市の伝統工芸。普段の生活ではあまり目にする機会のない水引を身近に感じられるのが、水引を使ったアクセサリーや雑貨を取り扱うお店「紙単衣 – kamihitoe – 」です。
水引デザイナーの小松慶子(こまつ けいこ)さんは、2018年4月に東京都小金井市に水引アトリエ店舗をオープン。オンラインショップもあり、ピアスにイヤリングにネックレスに帯留めと、ラインナップが幅広~い!
特に目を惹くのは9月限定で予約注文販売を行っているという「あわじ結びコレクション」。ローズピンクとミントグリーンの2色展開が上品で可愛いんですっ。
【「あわじ結び」ってなあに?】
「あわじ結び」とは水引の基本の結び方で、慶事・弔事・神事・佛事全てに用いられる結びのこと。「封印・魔除け」、「縁結び」、「長寿」といった意味を持つそうで、なんだか持っているだけでイイことがありそうな気がしてきますね。
【使いやすいデザインがそろってます】
水引が用いられる場面から連想すると、どうしてもかしこまったイメージが浮かんでしまいますが、「あわじ結びコレクション」はとにかく “とっつきやすい” 点が特徴。というのも、普段の生活で使えそうな商品ばかりだから。
印鑑&リップケース(5940円)にiPhoneケース(5400円)、さらにはクラッチバッグにもなりそうなポーチ(1万260円)など、合計10アイテムがそろっておりまして、水引の新たな魅力に気づかせてくれそうです♪
どのアイテムもよ〜く見るとガッツリ「あわじ結び」なんですが、柔らかで優しい色合いのせいか、パッと見ただけでは気づかないさりげなさ。和装にも洋装にも合わせやすそうだから、なにかと重宝するのではないでしょうか。
【コードホルダーまであるっ!】
「あわじ結びコレクション」の中で個人的にもっとも気になっているのが、水引で作ったイヤホンコードホルダー(1296円)。
水引の持つイメージにとらわれず、“コードをまとめる” といったガジェット周りで使えるアイテムをあえて制作した理由を、デザイナーの小松さんにうかがってみました。
「私自身がもともと都心でWeb系の仕事をしていて、日頃からよく使うものだったためです。自分や同僚の姿を思い浮かべながら、頑張ってる女性を応援したいと思って作りました。また、デジタル機器は見た目がクールなものが多いので、手作りの水引をそえると温かみが出るのではないかと思いました。」
たしかに、手作りの水引のイヤホンコードホルダーには既成品からはあまり感じられない温かみがあって、同時に “品の良さ” も感じられます。
大人の女性が使うにはもってこいで、日々この商品を使っていくうちに、自然と仕草まで上品になりそうな気さえするわ……!
【水引に対する見方が変わる!】
小松さんが水引雑貨作りを始めたきっかけは、友人に「水引でバッグを作ったら?」と提案されたこと。面や立体になる水引の結び細工を試しているうちに、小物が生まれていったといいます。
提案したお友達のセンスの良さもさることながら、実際に作ってしまう小松さんの技術力にも驚かされる、このエピソード。
今後もどのような商品が生まれていくのか、非常に楽しみです。水引がこんなにも可能性のある存在だったなんて、正直、目からウロコでしたよ~~~!!!
ご紹介した「あわじ結びコレクション」の受付は9月いっぱい。注文を受けてから、ひとつひとつ手作りで制作されているとのこと。詳しくは公式サイトをご覧になってくださいね。
参照元:紙単衣 – kamihitoe –
画像=紙単衣 – kamihitoe – used with permission
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼「あわじ結びコレクション」はすべて予約商品です / 「コースターとして使える 花まるご祝儀袋」(2160円)
▼「ハッピーを詰め込む 水引がま口ポーチ」(1万260円)
▼「わたしのお守り 水引ブレスレット」(4860円)
▼「手のひらに想いを込めて 水引スマホケース iphone専用」(5400円)
▼「楽しみを入れておく 水引かご」(7020円)
▼「大切な約束のための 水引リップ&印鑑 ケース」(5940円)
▼「素敵なおめかし 水引バレッタ」(3240円)
▼「マイペースに読む 水引ブックマーカー/しおり」(1620円)
▼「シンプルでかわいい 水引ストラップ」(756円)
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