秋になり、これから結婚式シーズンがおとずれます。友人や会社関係の人、親戚などの結婚式にお呼ばれする機会も増えることでしょう。

そんなときに気を遣うもののひとつが「ご祝儀袋」。包む金額に合わせて、自分のセンスに合わせて、新郎新婦のキャラクターに合わせて、さまざまなご祝儀袋の中からひとつを選ぶわけですが、「水引」にこだわってみるのもひとつの手です。

今回ご紹介するのはご祝儀袋屋さん「喜結(きむすび)」が作り出す、芸術的かつ個性的な水引の数々! ドラクエにト音記号、エヴァ、フラミンゴなどなど……素敵すぎるーっ!!

【オリジナリティあふれる水引の数々】

インスタグラムにアップされている画像を見てみると、楽器モチーフやハイヒールなど作品はどれも他のご祝儀袋にはけっしてないようなオリジナリティあふれるものばかり! なぜこんな独創的な水引が作れるのか、そもそも作ろうと思ったきっかけは何なのか……!?

せっかくなのでこれらを製作しているデザイナーの方にお話をうかがってみることに。

【お祝いの気持ちをユニークなご祝儀袋で】

こうしたユニークな水引を始めたきっかけは?

「自身の結婚の際にいただいた結納品の水引飾りを見て『自分で作ってみたい!』と思ったのが水引との出会いです。水引を始めて5年目、習った技術で自分で何か作ってみたいと思い、ゲームのキャラクターを水引で作ってSNSに投稿したところ、思いのほか反響がありました」

反響があるのもわかります! ご祝儀袋って代わり映えがしなかったり、高額なものになるほどデザインの幅が狭くなったりしますよね。

「しきたり、礼法、風習ももちろん日本の大切な文化ですし、お祝いの気持ちを表す上で外してはいけない事だと思います。でも、今の私たちの生活からかけ離れ過ぎていては、それを知ろうとする気持ちを持つのも難しくなったりも……。

結びのひとつひとつにも意味があります。それを知るきっかけが『かわいいご祝儀袋をみつけたから』というのもアリかなと思い、『お祝いごとはパーッと!』をテーマに、贈る人も受けとる人も思わす笑顔になってしまうデザインを作っていこうと考えました」

【リクエストのオーダーも可能】

「こうしたデザインのものが欲しい」などリクエストして作っていただくこともできますか?

「もちろんです! スポーツや趣味での繋がりの方などに向けて色々とお作りできます。一つひとつ手作りのため時間がかかりますので、秋のブライダルシーズンのオーダーはほぼ埋まってしまいましたが、お急ぎでなければご相談ください。オーダーは1点3000円から承っています」

【大切な人へのお祝いにぜひ!】

皆さんならどんな水引を作ってほしい? いろいろと考えるだけでも楽しくなっちゃいますね。ちなみに自信作にしていちばん人気なのはフラミンゴのご祝儀袋だそう。結婚式といえば鶴ですが、ピンクにしたらフラミンゴになったそう。なんてチャーミング!

奥深い水引の世界を多くの人たちに知ってほしいとのことから、今後は海外でのワークショップなども考えているそう。水引という日本文化を斬新かつアーティスティックな解釈でとらえた「喜結」のご祝儀袋。大切な人へのお祝いに、皆さんも使ってみてはいかが?(キャラクターに関する販売は一切なし)

(2017年9月6日 編集部追記)キャラクターや、特定のスポーツチーム、または会社ロゴなどは著作権の関係上、販売出来ません。 写真にあるエヴァやドラクエのご祝儀袋はあくまで個人的な作品作りとして制作したものであり、そういったものはオーダーはできないそうです。

参照元:喜結Instagram @_kimusubi_
Photo:喜結, used with permission.
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch

▼エヴァンゲリオンっぽい水引。ツノまで合わせると厚み13cmだそう

▼音楽好きな人に向けてならコレ! ト音記号デザインの水引

▼明治ザチョコレートのパッケージを使って作ったリメイクもご祝儀袋!

View this post on Instagram

#明治ザチョコレート のパッケージを使った最近流行りの #明治ザチョコアート をやってみました! 真ん中のカカオ部分をくり抜いて、水引ですかし模様にしてみたよ。 一応ちゃんと縁起のいいものにしてみました。 【松】 1番メインの大きな結びは松結び。向かい合わせに2つが鏡合わせになっています。松は一年を通して青々と繁ることから、永遠の生命を意味する針葉樹として縁起物に数えられます。 【あわじ結び】 松結びをキュッと締め上げたあわじ結びは、引っ張るほどにさらに強く結ばれ、末永いお付き合いを意味する、水引の定番結びです。 【叶結び】 かのう結びと読みます。この結びは結び目の表が漢字の口、裏が漢数字の十にという形になるので、口と十で叶。文字通り、思いや願い、夢などが叶ってほしいという気持ちを結んだ吉祥結びです。 今回は2本で作りましたが、本来水引は奇数本で結びます。3、5、7本が一般的です。 水引って面白いねって思ってもらえたら嬉しいなー♪(´ε` ) #喜結 #kimusubi #水引 #mizuhiki #chocolate #package #明治thechocolate #やってみた #gift #水引アート #art #handcraft #japan #伝統工芸

A post shared by 喜結-kimusubi- (@_kimusubi_) on

▼水引以外では箸置きなども製作。ちょんまげ姿がユーモラス

▼まさかの剣道のお面!