皆さん、12月10日はなんの日かご存じでしょうか? 「世界人権デー」「ノーベル賞受賞式」さらには「三億円事件の日」と重厚な響きの記念日が同じ日に並んでいるんですが……実は「アロエヨーグルトの日」でもあるんです~!

そう、森永乳業が日本で初めてアロエ葉肉入りのヨーグルトを発売したのが1994年のまさに今日なんだとか。

気づけばスーパーやコンビニで当たり前に目にするようになっていた森永アロエヨーグルトも、すでに発売から四半世紀近くの月日が経っていたとは……人に歴史あり、森永アロエヨーグルトに歴史あり!

【試行錯誤を経て誕生したロングセラー商品】

そんな森永アロエヨーグルトの歴史はというと、公式サイトには「ヒストリー」なるページが。

そもそも次世代の健康的なデザートとして「食感に特徴がある健康によい食材」というテーマのもと、当時流行っていたナタデココに次ぐ新素材を探していたそう。

タピオカやこんにゃくなどが検討されたそうですが、最終的に出会った素材が「アロエベラ」だったといいます。

【アロエは苦いというイメージとの戦い】

しかし、家庭などで栽培されるキダチアロエの「苦い」「食べづらい」というのイメージによって「ヨーグルト×アロエ」という組合せに社内では慎重論が出ていたそう。

けれど、アロエベラという品種は苦味が少なく、皮を取り除いた無色透明のゼリーのような葉肉は無味無臭。酸味が少なくコクがあるヨーグルトと合わせるとおいしく食べられるよう、フルーティーな味作りにこだわった結果、ついに森永アロエヨーグルトの誕生となったのです……!

「プロジェクトX」並みの開発秘話。頭の中で中島みゆきの「地上の星」が流れてきそうですね。

【アロエキューブには癒やし効果が!?】

ちなみにあの「無色透明のゼリーのような葉肉」は「アロエキューブ」というそう。公式サイトでは、脳科学者の古賀良彦さんが「アロエの独特の食感がポジティブで前向きな脳波の状態をつくり、気持ちがすっきりする癒しにつながるような効果があるのではないか」と話しています。

癒やしが足りない現代人に向けて「アロエキューブをもっとアピールしなきゃ!」と思ったのか、森永アロエヨーグルトのパッケージも初代はアロエキューブがなかったのが、リニューアルのたびに少しずつ増え、最新バージョンではアロエキューブがゴロゴロ状態のデザインに!

パッケージの変遷も公式サイトで見ることができますが、なかなか興味深いです。

【記念日にちなんで食べてみる?】

12月10日は「アロエヨーグルトの日」ということで、森永アロエヨーグルトのトリビアをご紹介しましたがいかがでしょうか。

せっかくなので今日のお昼やおやつに買ってみるのはいかが? ひさしぶりにそのおいしさをじっくりと味わってみるのもいいかもしれません。

参照元:森永アロエヨーグルト
画像:Pouch編集部
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch

▼ちなみに「朝食りんごヨーグルト」は夜になると「夜食りんごヨーグルト」に変身するって知ってた?