アメリカ・カリフォルニア州ナパに暮らすライリー・モリソン(Riley Morrison)ちゃんは、バスケットボールが大好きな9歳の女の子。そのライリーちゃんがある日、NBAのスターであるステフィン・カリー(Stephen Curry)選手に手紙を書きました。

ライリーちゃんの父親・クリスさんのインスタグラムに公開されているライリーちゃんの手紙の全文には「自分がバスケットボールを習っていて、カリー選手の大ファンであること」とともに、カリー選手への真っ直ぐな願いがつづられていました。

「カリー選手がプロデュースしているアンダー・アーマー(Under Armour)のバスケットシューズ『Curry 5s』を買いたいのに、ウェブサイトには男の子用しかなかったの。この状況を変えてほしいんです」

【少女の願いは届くのか】

ライリーちゃんが心をこめてしたためた手紙は、とても切実で、鋭いものでした。

「『ボーイズ』カテゴリにはちゃんと『Curry 5s』があってカスタマイズまでできるのに、『ガールズ』カテゴリには売られていなくてがっかりしました。でもあなたは、日頃からスポーツに励む女の子たちをサポートしてくれていますよね。どうかアンダーアーマーと力をあわせて、この状況を変えてください。女の子だってかっこよく『Curry 5s』をキメたいんです」

ライリーちゃんの訴えは、ただ「自分も『Curry 5s』が履きたい」ということだけではありません。小さめサイズがあるにもかかわらず、それが「男の子用」とされていること……「女の子用がないこと」への違和感をぶつけているのです。

【行動力が起こした奇跡】

娘が二人(そのうちの一人はまさにライリーちゃん同じ名前!)いるうえ、ガールズバスケットボールキャンプの主催者でもあるカリー選手。この訴えに、胸を打たれないわけがありません。

数日後に返ってきた手紙には、このように書かれていました。

この2日間、君が提示してくれた問題をどう解決するかアンダー・アーマーと話し合ったよ。残念なことに、僕たちは小さいサイズのシューズを「ボーイズ」と分類してしまっていた。でも、その問題はたった今、修正されたよ!

そう、ライリーちゃんの頑張りのおかげで、アンダー・アーマーのウェブサイトの「ガールズ」カテゴリから『Curry 5s』を購入できるようになったのです。これで世界中のバスケ少女が、『Curry 5s』を履いてプレイできますね!

さらにはカリー選手、『Curry 5s』をライリーちゃんにプレゼントし、今後販売される新作『Curry 6』を真っ先に手に入れられるようにすることも約束。

その上、ライリーちゃんを2019年3月8日開かれる国際女性デーのイベントに招待すると書かれていました。なんて誠実な方なのでしょうか……!

【たくさんのものを得たんじゃないかな】

手紙を書いて自分の気持ちをしっかりと伝え、ひとつの大きな企業における「男女」の考え方を転換し、同じような思いを抱いていた少女たちへ道を切り開いたライリーちゃん。そんなライリーちゃんを、父・クリスさんは「誇りに思う」と称賛。

今回の体験を通してライリーちゃんが得たものはきっと、バスケットシューズという物理的な “物” だけではないでしょう。

また幼い女の子の声に耳を傾けて真摯に対応したカリー選手も、娘を信じてその行動を見守った両親も大人として素晴らしく、自分もこうありたいものだと強く思います。

ちなみにアメリカのアンダーアーマーのサイトを見てみると、ちゃんと「ガールズ」のカテゴリに『Curry 5s』がありましたよ。気になる方は、チェックしてみては!

参照元:Instagram @morn24Twitter @StephenCurry30Under Armour
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼カリー選手のツイッターでも「お返しの手紙」を読むことができます